Google Analyticsを学ぼうシリーズ第3回。これまで、Google Analyticsを導入し、見方を学びました。
今回は、Google Analticsを使って、コンテンツを更新する時間を、ユーザーに合わせて最適化してみましょう。
ユーザーがよく訪問する時間を知ろう!
コンテンツ更新を行うときに、ユーザーがどの時間にサイトをよく訪問するかを知るのは、非常に重要です。その時間帯に合わせてコンテンツを更新することで、よりユーザーに知ってもらうことができます。
そのためにも時間帯別のアクセスを解析しましょう。
Google Analyticsは特別な設定をしなくても時間帯別にアクセスを見られますが、非常に見づらかったりします。
なので、『カスタムレポート』機能を使って分析しましょう。
カスタムレポート機能は自分の知りたい項目だけを選んでレポートを作成する機能です。
この機能を使うと、上記の画像よりも圧倒的にわかりやすく表示されるのでやってみましょう。
1. カスタマイズを開きます
2. 各種設定を行います
①:レポートの名前を入力します。ここではtime reportとしています。
②:指標を設定します。今回は時間帯のアクセスデータを知りたいので、訪問者数、新規訪問の割合、ページビュー数は必須でしょう。他は任意で追加してもよいかと思います。
③:時間帯のアクセスデータを知りたいので『時』を選択します。
④:レポートの設定を保存します。
3. カスタムレポートを見てみましょう
よく見るこの画面と、
時間帯によるアクセスデータを見ることができます。デフォルトのデータよりも見やすいですよね!
さて、見てみると、16時が一番多くなっています。ただ、15〜17時までは40人程度しか変わらないようです。
弊社の場合だと、この時間帯にFacebookへ記事を投稿することが多いので、この時間のアクセスが増えているのかなと思います。
コンテンツの投稿時間を最適化しよう!
インターネット白書2009によれば一般的にアクセスが多くなる時間は午前10時、午後7時〜0時と言われています。特に多いのは午後10時です。弊社の場合でも午後10時にアクセスするユーザーは比較的多いようですね。
ただ、スマートフォンの普及によって出勤中に情報確認をしたり、あるいは帰りの電車内でニュースを読んだりすることが増えたと考えられます。つまりアクセスが増える時間は若干広がり、午前9〜10時、午後6〜0時になっているはずです。TIPSや文章コンテンツを投稿する場合は、午前9時や午後6時の通勤時間を狙ってみるとよいかもしれません。
また、こうした背景によって考えるべきは、コンテンツによって投稿する時間を変えなければいけない、ということです。
例えば、9時にアクセスが多いサイトは、モバイルによるアクセスが多いと推測できます(この辺りはカスタムレポートによって確実な分析をしましょう)。モバイルによるアクセスが多い時間に、読み込みに時間がかかるコンテンツを投稿すると、ユーザーは見ずに帰ってしまいます(=直帰率が上がります)。モバイルが多い時間帯には、なるべく読み込みに時間がかからないコンテンツを投稿するとよいでしょう。
インフォグラフィックのようなコンテンツは、比較的シェアされやすい傾向にありますが、モバイルだとどうしても読み込みに時間がかかります。こうしたコンテンツは会社に着いて情報収集をする午前10時や、帰宅後にインターネットサーフィンをする午後7時以降がよいでしょう。この時間帯はモバイルよりもパソコンでアクセスしている方が多いためです。
まとめ
アクセスがどの時間に増えるか、どの端末によるアクセスが多いかということを知ることで、コンテンツ投稿を最適化できます。
最適化を行えば、直帰率の低下、SNSによるシェアによって、ページビュー、訪問者数の増加が見込めます。
次回も、Google Analyticsを使ってアクセスを増やす方法を考えていきましょう!