FacebookのNews Feed FYIが更新されました。久しぶりですが、この記事を覚えていますでしょうか? Facebookのニュースフィードアルゴリズムアップデートや改善が加えられたときに更新されるもので、過去に3回公開されています。
- Facebook、ニュースフィードアルゴリズムについてのブログ連載を開始
- Facebook、高品質なコンテンツを上位に表示するアルゴリズムを導入
- Facebook、ニュースフィード広告にユーザーフィードバックを反映させるアップデートを発表
今回のアップデートについて
Facebookからメディアサイトへの参照トラフィックが、昨年と比べて170%増加したと、10月に投稿されています。
- More Ways to Drive Traffic to News and Publishing Sites
これは、適切なタイミングで適切な人が適切なコンテンツを表示するという、ニュースフィードの目標に向かって邁進していることだと述べています。
そして、今回のアップデートは2点。
- 関連性記事の表示
- コメントストーリー
それぞれ見ていきましょう。
関連記事の表示
まず第一に、リンクされている記事をクリックすると、関連する記事を表示するというアップデートが、間もなく行われます。これは最大3つまで表示されるとのことです。
(Image: Facebook)
どうでもいいコンテンツは駆逐される?
Facebookの調査によれば、人々はトレンド、時事問題、スポーツチームについての高品質な記事へのリンクを好んでいます。この傾向は、特にモバイルで顕著であるとのことです。つまり、ニュースフィードの目標を達成するためには、こうしたリンク投稿を多く表示させる必要があるということでしょう。実際に(高品質という前提付きで)記事リンク付きの投稿は若干表示されやすくなると述べられています。
ブログ内ではさらに踏み込んで、“くだらない話”や“猫鍋画像”のような撒き餌コンテンツは、表示が減少する可能性を示唆しています。日本で言えば“笑ったらシェア!”みたいなページが該当するんでしょうか。どちらにしても、人のタメにならないコンテンツを投稿するページのリーチ減少は、避けられないように思われます。
コメントストーリー
これは、コメント欄での議論を深めるアップデートです。友達がコメントを付けた投稿は、ニュースフィードで再浮上するようになりました。Facebookがテストを行ったところでは、全てのコンテンツでコメント数が増えたとのこと。
すでにアップデートが行われているかどうかは言及がありませんが、<ハイライト>にするとコンテンツが再浮上されているように思います。
小手先だけのニュースフィード最適化は通用しない
今までのアップデートにも同じことが言えますが、小手先だけのニュースフィード最適化(NFO)は通用しなくなっています。重要なのは、自分達のファンに向けて、高品質なコンテンツを提供することです。それも、継続的に。
Facebookページの運用という点においてもそうですし、今回のアップデートで追加される関連記事の表示についても、蓄積した過去の記事から関連するものがあれば再び表示するようになります。古い記事はソーシャルメディアに露出し辛いものですが、山に埋もれたところから引っ張り出してくれるわけですから、“宝の持ち腐れ”になるのを防いでくれるのです。
コンテンツ資産を蓄積する。それが最も有効なニュースフィード最適化となるのではないでしょうか。
コメントストーリーを活用するために、投稿でアクションの呼びかけを行うことも忘れずに!
News Feed FYI: Helping You Find More News to Talk About
(Photo: Facebook. by MIKI Yoshihito)