画像は文字だけで伝えるのが難しいことを、簡単に伝えることができる心強い味方です。
画像をブログで最大限に利用するには、どうすればよいのでしょうか? SEO上、そしてブログで利用する際に、必ずチェックしたいポイントは4つあります。
あなたのブログが大丈夫か、確認してみてください!
1. Altタグを使って検索エンジンに内容を通知する
検索エンジンは現状、画像そのものから内容を認識することができません。そのためソースコードのAltタグを読み込んで、文字から内容を認識しています。
例えば、以下の画像を参考にしてみましょう。この画像は、Facebookが新たにページ投稿広告に追加したCall to Actionについての画像です。
この画像のAltタグは、下記のようになっています。
alt="facebook-page-post-ads-cta-view"
これで検索エンジンは「Facebookページ投稿広告のCall to Actionの画像なんだな」と認識することができます。また、サンプルではAltタグの中身が英語となっていますが、ここは日本語でも問題ありません。
2. 画像のファイル名に意味のある文字列を使う
昔ほど効果は無くなりましたが、画像のファイル名は検索エンジンが参照しています。意味のある言葉を使うよう心がけましょう。
例えば、Macのスクリーンショットは多くのブロガーが利用していますが、その画像を直接アップロードしたとすると、「スクリーンショット 2014-02-12 19.30.00」のような表記になります。この文字列には大した意味がありません。
先ほどの画像のファイル名を例に出すと、以下のようになっています。
/facebook-page-post-ads-cta-view.jpg
ここにはタイトルと同じように、重要なキーワードを使うことが推奨されます。
Altタグは日本語でも問題ありませんでしたが、画像ファイル名に日本語を使うと、URLが非常に長くなったり文字化けしたりする可能性があるので、可能な限り英語を使いましょう。
3. 画像ファイルのサイズを小さくする
画像ファイルのサイズが大きくなると、読み込み時間が長くなります。しかし、画像ファイルサイズを削り過ぎると汚くなってしまい、入れる意味が無くなります。読み込み時間はユーザビリティに直結し、画像の綺麗さはコンテンツの質に繋がります。
速度を求めるか、綺麗さを求めるかという話にもなりますが、バランスが大事です。画像の横縦幅や解像度を調整してバランスを取りましょう。参考までにハイベロシティの場合は、物にもよりますが30kbで収まるよう心掛けています。
こんなツールもありますので、ぜひ使ってみてください。
4. 文字と画像のバランスを考える
基本的にブログにおいて主は文字であり、従は画像なのです。つまりブログの画像は、あくまで文字で伝達したいことの補足であるべきです。
画像は情報を効率的に伝達することを得意としていますが、意図するところの全てを伝えるのは難しいものがあります。例えば、グラフを示した際、グラフは数値を的確に伝えることができますが、それだけでは“なぜこういうことになったのか”というのを伝えるのは難しいでしょう。必ず言葉による解説が入ります。ブログも同じように、画像を使いましょう。
最後に
要点は以下のとおりです。
- Altタグを使って、どんな画像なのか検索エンジンに伝える
- ファイルには意味のある文字列を使う
- 画像ファイルサイズと画像の質のバランスを取る
- 文字を主、画像を従としてブログを書く
最後に忘れてはならないことですが、画像は文脈上必要な場合だけ使うようにしましょう。不用意に画像を挟むと、かえって邪魔なものになってしまいます。便利だからといって多用してしまわないよう、気をつけましょう!
(Photo: Camera LCDs by Hamed Saber)