画像を始め、音楽や動画など、様々なデジタルコンテンツを提供するGetty Imageは、非商用に限り、3500万個もの画像を無料で埋め込めるようになったとアナウンスを行いました。
Gettyは次のような使い方を禁止しており、以下に反さない限り自由に利用することができるようになっています。
- 製品のプロモーションや販売、資金調達を目的とした商用使用
- 中傷やポルノ、その他の違法となる使用
- Getty Imageの各画像の詳細ページで定められた制限に違反した使用
- 埋め込み機能以外の使い方
また、サイズの変更は不可で、どうしてもサイズを変更しなければならない場合はライセンスを購入する必要があるなど、利用方法に関するQ&Aが公開されていますので、詳しくはそちらを御覧ください。
Google Adsenseは上記の規定に引っかからないため、特に個人ブロガーの方は、このサービスの恩恵をフルで受けることができるでしょう。
画像の埋め込み方
1. 画像の検索
Getty Imagesにアクセスして、使いたいジャンルの画像を検索します。
2. 検索結果から埋め込みたい画像を選ぶ
スポーツだけで40万件以上の画像が出てきますので、その中から良いと思った画像を選びましょう。全ての画像が埋め込めるわけではないのでご注意ください。
画像にカーソルを乗せたときポップアップしてくるウィンドウに、以下の画像で赤枠で囲われたボタンがあれば使用できます。
3. コードをコピペする
コードをコピーして、埋め込みたいサイトにペーストすることで画像を埋め込むことができます。サイズの変更をしないよう、気をつけましょう。
埋め込みを行うと、画像に加えて、同じフォトグラファー(撮影者)とコレクションの名前が表示されます。
埋め込み形式を取ることで、Gettyは画像をどのサイトで、どのように利用されたのかトラッキングすることが可能になるため、不正利用の抑制を実現できます。
さらにブロガーが利用することでGettyの認知度が高まり、利用者の増加に繋がるのではないでしょうか。
最後に
Gettyの画像はTechcrunchやGizmodeといった大手ネットメディアで利用されているほどレベルが高いものですが、個人で利用するには少し手が出しにくいものでもありました。
今回の埋め込みによる利用はそのイメージを払拭するもので、かつ有料のストックフォトを無料で利用できるのも新しい試みです。Gettyの共同創業者 Jonathan Klein氏が語る「破壊的イノベーションがGetty Imagesの基盤である」というフレーズにぴったりではないでしょうか。
ブログで使用する画像に困った、という方はぜひ利用してみてください!
(Photo: Photographer; Lewiston, Maine by Jody Roberts)