みなさんのスマートフォンの中には、どれくらいのゲームアプリが入っていますか—?スマートフォンアプリの中でもゲームアプリは、上位3位の利用率を誇っています。今回は、スマートフォンゲームアプリの利用率と課金状況についてご紹介します。
スマートフォンゲームアプリの利用率
私たちが、スマートフォンで最も利用しているのは、無料通話/チャットアプリですが、ゲームアプリを利用している人は61.7%とMMD研究所の調査の結果がでています。また、利用者の半数が、ほぼ毎日ゲームアプリを起動していることもわかりました。
(「スマホゲーム利用者の1日のゲーム時間は30分未満が約8割」MMD研究所より)
毎日利用している人の1日のゲームアプリ起動時間は、約8割の利用者が、平均30分未満とそれほど長くありません。最も多い10分〜20分未満の22.9%からみると、電車内での通勤、通学の間の利用が多いと考えます。
(「スマホゲーム利用者の1日のゲーム時間は30分未満が約8割」MMD研究所より)
人気ゲームアプリと課金状況
人気ゲームアプリ
2014年5月6日時点での人気ゲームランキングは、以下の通りです。(アプリゲットより)
- グランブルーファンタジー/Cygames,Inc
- ぷよぷよ!!クエスト/SEGA CORPORATION
- GTレーシング2:The Real Car Exp/Gameloft
- つめこめおっさん/株式会社comcept
- ドラゴンクエスト/SQUARE ENIX Co.,Ltd.
3月10日に配信が開始された、「グランブルーファンタジー」の人気がまだ伸びているようです。美しいイラストを特徴としたRPGで、ダウンロード数は暫く伸びるかと思われます。スマートフォンゲームでは、パズル系のジャンルアプリが好まれる傾向がある中、根強い人気を誇るのは「ぷよぷよ!!クエスト」だと感じました。
ゲームアプリ課金状況
2月26日に米モバイルアプリマーケティング会社Swrveが公開した「THE SWRVE MONETIZATION REPORT」によると、課金ユーザーの1度目の課金率は48.8%と約半数のユーザーが課金していることが伺えます。一方、5回以上課金するユーザーは中毒性が高い傾向にあります。
金額は、1〜5ドル(約100円〜500円)の課金が最も多く、それほど課金額は高額ではない結果となりました。また、1〜5ドル(約100円〜500円)の課金率が最も多いですが、1度の課金額が少ないため、収益はそれほど伸びてはいません。しかし、51ドル(約5200円)の課金では、1度の課金額が大きいため、収益も上がっている結果となっています。
最後に
スマートフォンの普及から、アプリ開発競争へと移り、今までに多くのアプリが開発されてきました。ゲームアプリは、アプリとしての寿命は短く、課金へと繋がるまでの道のりは、長く険しいと考えます。課金へと繋げるためには、質の高いゲームアプリを開発していくことやスマートフォンゲームには見られない新たな特徴を取り入れることが、現状の課題となっているため、スマートフォンゲーム競争はより一層激しくなるでしょう。
(Photo: Ms. PAC-MAN on iPhone by Dan Taylor)