WEBサイトを立ち上げた時、サイトを制作してアップして。。
それで終わりじゃないですよね。
- 自分のサイトがどのくらいの人に見てもらえているのか。
- コンバージョン(CV)に結びついているか。
- サイト制作時に設定した目標に届いているか。
これらを調べる為にはログ解析ツールと呼ばれるものを利用して、WEBサイトの分析を行います。
ログ解析ツールは無料のものから有料のものまでいろいろありますが、その中でもメジャーなものが「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」です。
「GA」とか「アナリティクス」と略されることも多いものですが、こちらは月間1,000万PV(ページビュー)まで無料で利用する事ができます。
それ以上のアクセスになる場合は「Google アナリティクス プレミアム」となりますが、ここではスタンダード版で説明していきます。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)でできる事
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、まずサイト制作時に「トラッキングコード」を全ページに設置します。
トラッキングコードは2種類あり、「従来のアナリティクス」と「ユニバーサルアナリティクス」が存在します。
最近のトラッキングコードはほとんどが「ユニバーサルアナリティクス」になっています。
今回はこの違いについては置いておきますが、別の機会でご紹介します。
さて、本題のGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)でできる事ですが、主に【ユーザー】、【集客】、【行動】、【コンバージョン】を調べる事ができます。
1.ユーザー
これはユーザーの特性を見る事ができます。
どれくらいのユーザーがサイトに訪問しているのか、ユーザーの地域やネットワーク環境、PCやスマホの割合など。
これらを主に【ユーザー数】、【セッション数(訪問数)】、【ページビュー数(PV数)】、【離脱率】、【直帰率】などで見ていきます。
ユーザー数
主にユニークユーザー(UU)とか呼ばれるものです。
簡単に言うと何人の人がサイトに訪れているか、という事です。
セッション数
以前は訪問数と表示されていましたが、今はセッションと表示されています。
セッションは、訪問数という言葉の通り、サイトに何回訪問されているか、という事です。
ページビュー数
主にPVと呼ばれているものです。
これは何ページ閲覧されているか、という事です。
離脱率
サイト内での離脱する率の事です。
離脱というのは他のサイトに飛んでしまったり、ブラウザを閉じてしまったり、一定時間他ページに移らずにセッションが切れてしまったら離脱となります。
直帰率
サイトに訪問したが、サイト内の他ページに遷移せずにそのまま離脱してしまった率です。
主にランディングページなどで使います。
例えばユーザーAさんがサイトに訪問して、1ページ目で違うサイトに移ってしまった。
けれども数時間後にまたサイトに訪問して4ページ見たとします。
この場合は1ユーザー、2セッション、5ページビューとなるわけです。
2.集客
これはサイトを訪れているユーザーが、どのような経路を辿って訪問しているかを見る事ができます。
個人的によく見るのは【チャネル】ですが、【キャンペーン】なんかも見る事が多いです。
これは各サイトの施策によって割合は異なってきます。
例えば
「有料広告になんか頼らないで、ガンガン検索してもらう」サイトなら【Organic Search】が多くなると思いますし、「知名度を広める為にWEB広告をバンバン出す」サイトなら【Paid Search】【Display】【Other】あたりが多くなってくると思います。
Organic Search
いわゆる自然検索のことですね。
GoogleとかYahooなどの検索エンジンで検索して、検索結果のところから訪問したユーザーのことです。
Paid Search
有料検索のことです。リスティングとかSEMとかCPCとか言われるものですね。
検索結果の上部に広告スペースに表示されるものです。
Display
ディスプレイ広告のことです。
WEBサイトでよく見る、ページ内に他サイトのバナーが出てたりするアレです。
Yahooのトップページの右側とかによく出てます。
Affieites
アフィリエイトサイトからの流入の事です。
Referral
リファラーとか参照サイトとか呼ばれるものです。
他のサイトにリンクが張られていて、そこからの流入のことです。
Direct
直接URLを入力したり、ブックマークからの流入の事です。
Social
FacebookやTwitter、NAVERまとめなどのSNSからの流入の事です。
(Other)
その他です(笑)
3.行動
サイト内でユーザーがどんな行動をしているのか、という事です。
サイトのどのページ・コンテンツが見られているのか、見られていないのかを分析します。
サイトによってはトップページよりも下層ページやランディングページの方が多く閲覧されているというサイトも珍しくありません。
重要なのは、設計した施策の通りの導線をユーザーが辿っているか、という事だと思います。
まぁ設計通りになんてなかなかうまくいかないものですけどね。
4.コンバージョン
これはサイトによってだと思いますが、コンバージョンページ(ページじゃない場合もあります)を目標設定して、そこにユーザーが辿りついているか、という事です。
ECサイトなんかだと買い物して最後に「お買い上げありがとうございます。」みたいなページがあると思いますが、そこを目標に設定しています。(たぶん)
最終的にどうやってコンバージョンまで結びつけるかが、WEBサイトの目標になると思います。
何のためにGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)を見るの?
僕がログ解析をする上で念頭に置いていること、それは
「WEBサイトの問題点を見つける」
という事です。
いやいや、俺が作ったサイトに問題なんかねーし。
PVが少ないのは俺のせいじゃねーし。
みたいな声も聞こえてきそうなもんですが、だいたいあるんですよ。問題点って。
言い換えると
「WEBサイトを改善する為に分析する」
という事です。
例えばものすごく凝ったデザインでカッコいいページを作ったとします。
制作者もクライアントも大満足するようなページです。
でもセッションやPVがなかなか伸びない。
…なんて事はありませんか??
ユーザーの意図を考えられてないから。カッコいいけど見づらいから。
など、いろいろな理由があってセッションやPVが増加しないのです。
そのために解析ツールを使ってサイト分析をします。
決して「このサイトは月間○○○万PVのサイトです!」というところで満足してはいけません。
こんな感じでGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の設定とか用語とか、活用方法などをご紹介していきたいと思います。