Business InsiderのCEOであるHenry Blodgetさんのプレゼンテーション「The Future Of Mobile」をご紹介。
プレゼンテーションのタイトルは実に「モバイルの将来」なのだが、ポストPCの動向、フューチャーフォンからスマートフォンの流れが実に明確に書かれていたので、あえて「スマホの未来」とさせて頂きました。
PC、スマホ、タブレット、アプリの状況がわかりやすく説明されている。今後のトレンドについて考えさせられる資料だ。
要約は下記の通り
はじめに
- 2011年までに20億のオンラインユーザーがいる
- しかし世界の総人口に対して2/3はまだ使用していない
- しかし「Money」はすでにオンラインにあるのだ。
- しかし状況が変わった
- 「Smartphone」の売上が「PC」を超えたのだ。
- PCの成長は失速
- 「Tablets」がPCマーケットを牽引している。
- G-20におけるインターネットアクセスは2015年において2010年比で約3倍、2015年におけるMobile対Fixed(PC)は4対1になるだろう。
我々はモバイルレボリューションのどこにいるのだろうか?
- 2012年において、世界の中で「SmartPhone」ユーザーは10億に対してモバイルフォン(フューチャーフォン)ユーザーは60億だ。
- しかしアメリカやその他のマーケットではフューチャーフォンとスマートフォンの比率は50%の通過点において逆転している。(2012年2月ごろ)
- アメリカにおけるスマートフォンの成長は遅くなってきてる。
- 今後アメリカにおけるスマートフォンの購入はより高齢化し、所得が小さい方へ移動するだろう。
- 中国ののようなマーケットにおいては急成長している。すでに中国はアメリカの2倍の仕様がある。
ではモバイルで彼らは何をしているのか?
- 彼らはオンラインでできることをすべておこなっている。
- 彼らはゲームやソーシャルネットワークを行っている。
- 音楽を聴き、コンテンツを消費する。
- 画像や動画を見ている。
- テレビを見ている間もデバイスを触り、ショッピングをする。
- 彼らはストア内で購入決定を行うためにスマートフォンを使用している。
- 支払いも行う。
- コンテンツも買う。
そして、彼らはオンラインで行わなかったことを行っている。
- AngryBirdsをやる。
- 写真を撮り、共有する。
Mobile Devices=より多くのインターネット利用+新しいアプリケーション
- Mobileはデジタルの”PrimeTime”を拡張させた。
- モバイル用途はすべてのコンテンツ利用において軒並みアップしている。
- Mobileの増加に伴い、その他のメディア利用は減少した。
モバイル広告は巨大になってるの?
- 使用する時間と広告費には大きな差があるが、このギャップに対するとてもよい説明がある。それは、スクリーンが小さいことだ。
- Mobileのマネタライズはデスクトップにはまだ及ばない。
- 多くのモバイル広告は主として検索広告とディスプレイ広告だ。
- googleはモバイル検索において完全に牛耳っている。つまり、グーグルがモバイルを牛耳っていることと同じだ。
- 全体的にモバイルはデジタル広告の本の一部でしかない。
- そしてテレビやインターネットと比べて、最初の5年感の成長はゆっくりしている。
- しかし、ネイティブモバイル広告はようやく動き始めた。
- ロケーションベースの広告はショッピングモールやレストランなどでユーザーをターゲットにすることができる。
- だから、モバイル広告はまさに始まったばかりだ。
Appsの状況
アプリストアからのダウンロード数は6000億ダウンロードを2013年6月位で実現するだろう。
スマートフォンユーザーはWebよりアプリに時間を使っている。
モバイルアプリの収益は急速に成長しているが、それでも比較的小さい。なぜならば2011年のデータからすると課金アプリと無料アプリの比率は89%が無料アプリだからである。
フリーミアムは支配的なモデルである。
圧倒的にゲームが収益の柱である。
モバイルはゲームプラットフォームになったのだ。
AndroidとApple
- プラットフォームマーケットも標準化されてきている。AndroidとAppleだ。
- Androidは75%の世界シェアをもっている。
- その主な理由は中国にある。
- タブレット市場においても同様のことが言える。
- これらのアンドロイドユーザーはどこにいるのだろうか?
- Appeはアプリの収益を支配している。そして、モバイルコマースやウェブのトラフィックも同様だ。
- Androidユーザーは実際に使用しているのだろうか?可能性が高い答えは(1)機械の中で使われている(2)安い電話など大衆市場でつかわれている。
モバイル収益のメインプレイヤー。AppleとSamsung
The Future Of Mobile
- Digitalに向かうのか?答えはYes
- Mobileに向かうのか?答えはYes
- では、Mobileだけでいいのか?答えはNoだ。
- Digitalは4つの世界がある。スマートフォン、タブレット、ノートPC,テレビだ。ウェアラブルPCとして5つ目がもうすぐできるかもしれないが・・・・
- でもやはりMobile Firstか?それは、あなたが完全にモバイル中心のアプリを持っているか、もしくはあなたのユーザーや顧客を困らせたい場合のみです。
スライドは無料で閲覧できるため、是非一度ご覧ください。