米スターバックスが2013年Q1収支報告で、全カード決済のうち、20%がモバイル決済に移行したと発表しました。
米スターバックスといえば、スターバックスのアプリ(Starbucks Card Mobile App)でモバイル決済を行える他に、8月8日に大手モバイル決済サービスSquareと提携を発表しています。
発表されている内容を見ていきましょう。
スターバックスのモバイル決済現状
スターバックスのアプリを使ったモバイル決済は現在700万人が使っています。さらに、アプリは毎週数千人規模の顧客がダウンロードしています。
このモバイル決済は、毎週約210万回使われている、とスターバックスは述べています。
My Starbucks Rewardsプログラムを利用する顧客は、2013 Q1で140万人増加しました。これは前期の増加数のより86%多い数です。
また、スターバックスのギフトカードは、アメリカの大人10人に1人は受け取っており、これは10億ドルにのぼる規模だといいます。
スターバックスCEOのHoward Schultz氏は、次のように述べています。
私は、今のステージをソーシャル、デジタル、モバイル、そしてSquareに対する投資段階だと思っている。今後、非常に重要なロイヤリティを生み出すことになるだろう。
まとめ
スターバックスのモバイル決済の利用者は順調に増え続けているようです。
My Starbucks Rewardプログラムも、モバイル決済も、スターバックスとしてはロイヤリティを生み出すためのツールと考えており、今後の戦略展開に組み込まれています。
スターバックスほどモバイル決済を先進的に取り入れている大企業は、他に中々ありませんので、今後の動向に注目です。
また、アメリカは少額でもカード決済を行うことが普通だと考えていますので、今後もモバイル決済利用者は増えていくかと思います。そうなったとき、SquareやPaypal Hereといったサービスは、さらに躍進していくでしょう。
モバイル決済について、注視していきたいと思います。
【参考】
Starbucks still feeling a buzz from mobile payments(Mobile Payment Today)
Starbucks Brewing Up More Plans for Mobile(Mobile Marketing Watch)
Starbucks teases upcoming mobile strategy for grocery stores during Q1 call(Mobile Commerce Daily)