スマートフォンによるゲームアプリ内の課金は2016年に50億ドルに達するという予測があります。2011年と比べるとおよそ2.5倍の規模に膨れています。同予測内にはスマートフォン、ならびにタブレットのアプリ内課金は今後も急成長する、とあります。
今回Juniper Researchが発表したタブレットのアプリ内課金2016年予測は30億ドルとなっていました。ちなみに2012年は3億100万ドルだったとのことなので、4年で10倍に成長する、ということになります。実は最もホットなのではないかと思うくらいの成長ですね。
簡単に概要を見ていきましょう。
Tablet Gamers to Spend Over $3bn on In-App Purchases in 2016 Finds Juniper Research
タブレットゲームのディベロッパーは、仮想通貨ではなく、メインの収入源をアプリ内課金や有料ダウンロードタイトルの提供にしているとしています。これはアプリ内課金や有料ダウンロードタイトルは、仮想通貨を利用するタイトルよりもエンゲージメントが高まり、収益が増す可能性が高いためだとのこと。
一方で、ディベロッパーは高クオリティのゲームを作っても売れるとは限らないため、既存の売れたゲームに執着している、ともしています。
また、F2P(Free to Play)のカジノゲームの収益も伸びています。長時間のプレイをするため、1回で100ドルの課金をするユーザーも多く見られたそうです。日本の某アイドルソーシャルゲームでもウン万円課金する人もいますが、これはスゴイですね。
まとめ
やはりタブレットゲームでも収益をあげる鍵はアプリ内課金のようです。アプリ内課金や、有料ダウンロードタイトルは、ゲームに対するエンゲージメントを高めて、長時間プレイをする可能性を持っており、ARPUを高めるとのこと。
一方で既存のゲームをパクったようなゲームを作る傾向も、現在のところあるようです。日本でも度々ソーシャルゲームを筆頭に指摘されるところでもあります。この点は今後考えていかないと、ユーザーが離れていってしまうかもしれませんね。
Tablet Gamers to Spend Over $3bn on In-App Purchases in 2016 Finds Juniper Research(Juniper Search)