日本発!ヘッドマウントディスプレイ向けOS『Viking』!

日本発のOS『VIKING OS(ブリリアントサービス社)』が、現在開催中のMobile World Congress(MWC)にデモ展示されています。

このOSは主にヘッドマウンテンディスプレイ(HMD)へ導入されることを目的とされており、ジェスチャー入力、音声認識などのインターフェースが搭載されています。また、多くのクリエイターが使っているObjective-Cを採用しているということで、コンテンツの拡充も比較的早いかもしれませんね。HMDというと最近試用者が公募されたGoogle Glassを連想しますが、日本発OSとして是非頑張って欲しいですねー!ということでご紹介。

プレスリリースには、次のように書かれています。

このOSはコンシューマーにHMDを広めることを目的としており、FreeBSDをベースにジェスチャー入力や音声認識など、直感的なインターフェイスが加えられています。
さらにソフトウェアの開発言語は、すでにクリエイターに多く使われているObjective-Cを採用。
クリエイターにとっても新しいユーザー体験を与えられる場を提供します。

コンシューマーの利用用途としては、店舗の検索や地図のナビゲーションのAR(拡張現実感)表示など、今までスマートフォンでは扱いづらかったAR情報を違和感無く提供できます。
また、スマートフォンでは難しかった、外遊びや、スポーツ中での情報提供などが可能になります。

アウトドアをもっと楽しめる用途に「VIKING OS」を利用いただくことでインターネットが健全な社会作りに貢献できるよう目指します。

例えば、小学生の課外活動で使ったりすることができますね。見ている植物や動物は何か、科学館で見ている現象はどういうことなのか、みたいに学習に生かすというのが、まず真っ先に思いつきました。

そういえば実は以前にモバイル学会という場所で『モバイルの未来』というお題で、少しだけプレゼンテーションをしたことがあります。そのときに提示したのが、メガネ型(ヘッドマウントディスプレイ)のモバイルでした。そこではライフログとしても活用できるようになる、と熱弁した記憶もあります。描いていた近未来が実現されそうになっているというのは、なんとなく童心に返って嬉しくなりますね!

ちなみにプロダクトページには「Are you still clinging on to your Smartphone?(君、まだスマートフォンを握りしめてるの?)」とあります。なかなか挑戦的な感じですが、Vikingへの自信に満ちていて私は結構良い印象を受けました。いずれ携帯電話は手に持つものから、身につけるものに変わっていくのではないでしょうか?

私もMWCへ行けたら是非触ってみたいのですが、残念ながら行けませんので、The Telegraphにあったレビューをご紹介。

「今、日本の絵を塗っているんだ!」

そう語りながら、彼はブリリアントサービスのVikingのプロトタイプを試していた。彼の指は仮想の絵筆になり、近くのスクリーンに浮かび上がってきた。とても満足げだったよ。

MWC 2013 day one: as it happened(The Telegraph)

なかなか夢があると思いませんか? いつか触ってみたいなぁ!

【参考】

VIKING(ブリリアントサービス)

スマートフォンのその先へ コンシューマー向けHMD対応OS「VIKING OS」を発表(財経新聞・プレスリリース)

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