現在開催中のMWC(Mobile World Congress)で、サムスンはクーポンやチケットを一括管理するスマートフォンアプリ“Samsung Wallet(ウォレット)”を発表しました。
サムスンが5月に公開予定の「Samsung Wallet API」を使うことで、ディベロッパーはクーポンやチケットを発行することができます。ローンチ時のアメリカでのパートナーはウォルグリーン、MLB、エクスペディア、Booking.com、Hotels.com、ルフトハンザ航空の5社と発表されています。
また、端末の位置情報を参照し、Wallet加盟店舗の付近へ行くとメンバーカードなどの情報がプッシュ通知で表示されます。
Android用の(おそらくTizenにも搭載されると思いますが)アプリということで、NFC対応を期待されますが、少なくともローンチ時は、チケット・クーポンに付随するバーコードを読み取ることで決済が行われるようです。この辺りはNFCリーダーのようなPOS端末の導入問題や、まだまだNFC利用者がそれほど多くないという都合があると考えられます。ただ、将来的にはNFCによる決済もできるようになると思います。
Samsung WalletはGALAXY S3、GALAXY Note、GALAXY Note2で利用可能です。
【参考】
Samsung unveils “Wallet”, an Android alternative to Apple’s Passbook(The Next Web)