Gartnerによると世界のモバイル広告費は2013年に114億ドルに到達。この成長著しいモバイル広告市場の状況についてまとめてみました。
モバイル広告市場2013年に114億ドル!2016年は245億ドルと予測!!
モバイル広告における4つのセグメント
・検索エンジン広告
・ディスプレイ広告
・メッセージング広告
・ビデオ広告
モバイル広告関係の記事がよくまとまっている情報元
Agile Catさんのブログ http://agilecatcloud.com
eMarketerさんのブログ http://www.emarketer.com
BusinessInsiderさんのブログ http://www.businessinsider.com
オルタナティブブログの伊藤さんのブログ http://blogs.itmedia.co.jp/itoman/2012/01/201226-2a3b.html
上記のブログを参考にまとめてみました。各ブログともすばらしい記事なので是非ご覧ください。
Business InsiderのCEOであるHenry Blodgetさんのプレゼンテーション「The Future Of Mobile」にてポストPCの動向、フューチャーフォンからスマートフォンの流れが実に明確に書かれています。要約したブログを用意しているので、そちらも合わせてご覧ください。
スマホの未来 https://www.hivelocity.co.jp/blog/9127
USのモバイル広告が急成長している
伊藤さんのブログより
http://blogs.itmedia.co.jp/itoman/2012/01/201226-2a3b.html
eMarketerによるとUSにおける2012年のモバイル広告費は26億ドル。将来的にはモバイルビデオ広告が急成長と発表。しかしeMarketerは2011年9月に発表した米国のモバイル広告市場の調査報告に対して2012年では上方修正している。情報修正した要因は下記の通り。
(1)グーグルのモバイル検索エンジン広告の急速な拡大
(2)タブレットとスマートフォン向けディスプレイ広告の急速な成長
(3)グーグルのAdMob、アップルのiAdをはじめとしたモバイル広告ネットワークの成長
・米国のモバイル広告費のフォーマット別(検索エンジン広告、ディスプレイ広告、メッセージング広告、ビデオ広告)支出額と全体に占めるそれぞれのシェア率からみると2016年に合計108億ドル。
(1)検索エンジン広告は2016年に52億ドル、シェア48%)
(2)ディスプレイ広告は2016年に40億ドル、シェア37%)
(3)メッセージング広告は2016年に4億ドル、シェア4.5%)
(4)ビデオ広告は2016年に10億ドル、シェア10%)
・2013年1月19日にeMarketerから米国のオンライン広告費に関する市場規模予測を発表。2012年のオンライン全体の広告費は395億ドルで、初めて旧メディア(新聞、雑誌など)の338億ドルを上回る。
モバイル広告はこれまでの広告産業を崩壊させる?
Agile Catさんのブログより
・モバイル・デバイスへとユーザーがシフトしていくなら、広告に依存するオンライン・ビジネスにとって、壊滅的な現象が起こり得る。
・理由は、モバイルでの広告料が、新聞/雑誌/TV といった従来型メディアと比較して、きわめて低料金だからである。
・一般の人々は、モバイル広告の価値が低いと言われている。
・従来からのパブリッシャーにとって、モバイル広告が素晴らしいものを生み出しているかというと、誰もメリットを享受していない。
・Twitter および、Facebook と、Google は、適切なモバイル広告プロダクトを持っていると思われる。
・残りの Web サイトは、意味のないバナーを用いるだけ。
Source: Businessinsiderより
http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-the-super-low-ad-rates-for-mobile-2013-3
モバイル広告のエコシステムってどうなってるの?
Agile Catさんのブログより
・私たちは、Post-PC の時代にいる。
・何十億という消費者がモバイル・デバイスを持ち運び、1日あたり 16時間もインターネットに接続する。
・モバイル広告のエコシステムはモバイル・アド・ネットワークおよび、デマンド・サイド・プラットフォーム、モバイル・アド・エクスチェンジ、リアルタイム入札などで構成される、ダイナミックでセンタライズされたロールにある。
・また、広告代理店/ブランド/新規参入の企業群が、従来からのバナー広告をひっくり返したいと望んでいる。
・モバイル・アドは、相対的に小規模である。
・モバイル・アドのエコシステムは、きわめて複雑。
・共有されるプロトコルとスタンダードが少ない。
・アド・カテゴリの表示が、ダイナミックで複雑な未来を提起している。
モバイル検索エンジン市場
Business Insiderより
https://www.hivelocity.co.jp/blog/9127
googleはモバイル検索において完全に牛耳っている。つまり、グーグルがモバイルを牛耳っていることと同じだ。
アメリカにおけるモバイルディスプレイ広告市場
Agile Catさんのブログより
・Facebook は2012年アメリカのモバイルディスプレイ広告収入の 18.4% を支配。
・Facebook は2012年を通しての収入は、およそ $340 million となる。
・1年たらずで、アメリカのモバイル広告収入における、最も大きなプレイヤーとなる。
・Google や Pandora、そしてApple の iAd プラットフォームといった大手を凌いでしまった。
・広告収入におけるシェアは、Top-6 パブリッシャー(Facebook、Google、Pandora、Twitter、Apple、Millennial Media)で構成されることになった。
・モバイルにおいて、ディスプレイ広告はサーチ広告に対して、その収益が少ない。
Source: Businessinsiderより
http://www.businessinsider.com/chart-of-the-day-facebook-mobile-revenue-2012-12