IDCとFacebookの共同調査によれば、アメリカのスマートフォンユーザーは1日に14回Facebookをチェックしているとのことです。
他にも興味深いデータがありますので、Facebook Public Filesにアップロードされた『IDC-Facebook Always Connected』を見ていきましょう。
IDC-Facebook Always Connected
このデータは18-44歳の約7500人のスマートフォンを利用している人を対象に調査しています。
スマートデバイスの普及によって、人々のソーシャルとコミュニケーションはどう変わったのかについて重点が置かれています。
Executive Summary
この調査のキーワードは、モバイル+ソーシャル=人々のつながりということです。
スマートフォンによってリッチコンテンツの利用がすすみ、モバイル通信が快適になりつつあります。そして、起床してから眠るまで、家族や友だちとコミュニケーションすることができます。
現在アメリカ国内の50%近くがスマートフォンを利用しており、2017年に70%弱がスマートフォンに移行すると考えられています。
人々がつながるのに使われているサービスのトップ3は、以下の通りです。
- Text/ Message(SMS): 49%
- Talk on Phone: 43%
- Message on Facebook: 40%
一週間で行われるコミュニケーションのうち、84%がSMS、メール、ソーシャルメディアだったのに対して、電話は16%に留まりました。また、スマートフォンユーザーは日に132分をコミュニケーションへ費やしているということも分かりました。
同じくスマートフォンユーザーのFacebook利用率は70%であり、そのうちの61%が毎日Facebookを利用しています。
特に週末はコミュニケーションが活発になり、日曜日は最も多くの人々がつながりを求めて連絡を取り合っています。
Facebookでのつながり
Facebookは個人やグループへのメッセージング、投稿へのコメント、写真のアップロードなど、エンゲージメントの範囲は多岐に渡ります。
他にも、アプリケーションやゲームを発見し、シェアすることでメッセージングだけの留まらないコミュニケーションを行うこともできます。
Most Popular Activities On Smartphones
スマートフォンで最もアクティブに使われているツールは、次の通りです。
- メール:78%
- Webブラウザー:73%
- Facebook:70%
- 地図/ナビゲーション:64%
- ゲーム:60%
- 検索:57%
- 写真共有:53%
- ローカル検索:46%
- ニュースを読む:44%
- TV/動画を見る:37%
18-44歳、男女など調査対象に幅がありますが、パーセンテージなどに若干の違いはあるものの、上位7つは変わりません。
What Do You Do When You First Wake Up?
人々は起きたとき、最初に何をするのでしょうか? スマートフォン所有者の5人に4人は、起きてから15分以内にスマートフォンをチェックしています。その人のなかでも、80%近くの人が起きて一番最初にする行動がスマートフォンのチェックとなっています。
A Day In The Life Of Our Smartphones
回答者の79%が1日2時間ほどスマートフォンを利用しています。特に利用率が高い時間帯は昼食後の時間で、Facebookはベッドに入りながら閲覧する人が多くなっています。
(Credit: IDC, Facebook)
A Week In The Life Of Our Smartphones
人々はスマートフォンを日に132分利用していますが、そのうちわけはどうなっているのでしょうか?
最も長い時間利用されているのはFacebookで、平均で32分51秒使われています。その次にSMS、電話、メール、Twitterが続いています。
週末になると、Facebookに費やされる時間は倍増します。
Who Our Smartphones Connect Us To
スマートフォンで最もコミュニケーションしている相手は、平日と週末で異なります。
平日であれば、普段会うことが多い友だちと最も連絡を取り合っていますが、週末になると彼氏や彼女といったパートナーが一番多くなっています。
(Credit: IDC, Facebook)
Facebook Usage On Smartphones
スマートフォンユーザーの多くがFacebookを利用していることがわかりましたが、その利用方法はどうなっているのでしょうか?
特に私が興味深いと思ったデータは3つありました。
- 男性は女性よりもアプリケーションを探している可能性が75%高い
- 18-24歳のユーザーは40-44歳よりも2倍以上アプリケーションを探している
- 30-34歳、40-44歳の女性が最もFacebookでゲームを楽しんでいる
他にも、下記のようなデータがあります。
(Credit: IDC, Facebook)
ここまでの内容は『IDC-Facebook Always Connected』を翻訳、編集したものです。画像のクレジットは全てIDCとFacebookが有しています。
かなり省略した部分もありますので、ぜひ元データもご覧ください!
まとめ
スマートフォン利用時間のうち25%近くをFacebookチェックに当てている、ということについてみなさんはどう思いましたか?
私は普段パソコンでFacebookを確認しているので「ちょっと多いかな」と思いましたが、メインのブラウザがスマートフォンの方であればすんなり納得できるかもしれません。
もうひとつ思ったのは、日本とアメリカも、SNSをよく見る時間はあまり変わらないな、ということです。就寝前にリラックスして友だちの近況を知るのは万国共通と言えるかもしれませんね!
IDC Study: Mobile and Social = Connectiveness(Facebook Newsroom)
(Photo: IDC-Facebook Always Connected via IDC, Facebook)