「SEOでやるべきことはこれだ!」 「ブラックハットSEOはやっちゃいけない!」と叫ばれて久しいですが、具体的にはどんな行為なのか、みなさんはパッと答えることができますか?
確信を持った答えを、即座に返せる方は、なかなかいないのではないでしょうか。
今回は、いますぐやめるべき“間違った”SEOについてご紹介します。
SEOで“無惨に”失敗する方法
昨年、私は多くのSEOリサーチを行い、HubspotのMark Kilens氏にインタビューもし、素晴らしいアプローチ方法であるCustomer Experience Optimization(顧客体験の最適化、リンク先は英語です)を知ることができた。これは、自分たちの顧客へとフォーカスするために、コンテンツを最適化していく方法だ。そのために、多くの時間を費やすことになる。しかし、私が助けにきたから、もう恐れる必要はない。これが援護射撃だ。SEOで無惨に失敗したいなら、この手順に従ってみるといい。
- Googleや他の検索エンジンのページランクを上げることにフォーカスする。
- コンテンツページで、同じキーワードを20回繰り返し使ってみよう。特に、ブログで。
- <title>タグには、出来る限り多くのキーワードを埋め込もう。
- ターゲットにしているオーディエンスについては、まあ心配するな。コンテンツはあくまで検索エンジンのために書け。人々に向けてじゃない。
- ターゲットするオーディエンスが必要? あなたが考えられる限り、広いキーワードを対象とするべきだ。例えば、“ペストリー”や、“チョコレートチップスコーン”のような。
- あなたのページが例えば自動車保険のページであるなら、ビーチバカンスや島での休暇に関するキーワードを含めれば、多くの人がサイトを訪れる。
- あなたのサイトをモバイルに対応させることを考えてはいけない。スマートフォンやタブレットは、まだ普及フェイズに過ぎないからだ。
- あなたのウェブサイトコンテンツを更新する必要はない。人々を混乱させるだけだ。
- とにかく古く、ランダムにブログを投稿すればよい。そして、編集プランや、キーワード戦略というものは必要ない。
- ビジネス目標に関係ないキーワードを使用する。
- ブログを書くとき、多くのリンクを貼り、各段落に収まるような文章を書こう。また、あなたの読者は、強調されている青色のテキストを好む。
- オンラインディレクトリやスパムリンクにお金を払って、あなたのウェブサイトやブログを登録しよう。
- 絶対にAnalyticsをチェックしないこと。自分自身で解決できないなら、全てのレポートを無視するべきだ。
あなたがこれらの“SEOトリック”を利用しているなら、解決するチャンスが目の前にある。業界は迅速に進化している。“専門家”のアドバイスをもらい、迅速なフィックスをすることは簡単だ。最近のGoogleのアルゴリズムは、インバウンドリンクの構築や、企業の専門的なキーワード、あなたのオーディエンスとエンゲージを結べる高い質を持ったコンテンツを評価している。検索エンジンbotによってね。
あなたは、これらのSEOにおける犯罪的行為をしたことがありますか? それは、どのようにして解決しましたか?
この内容はSPROUT CONTENTの『How to Suck at SEO』を翻訳したものです。
まとめ
やってはいけない見本市ということでご紹介しました。
ユーザーに対して、自分が持つあらゆるチャネルから価値を提供するCEO(Customer Experience Optimization)の考え方とは真っ向から反していますね。
もしみなさんが、この内にある行為をひとつでもやっていたら、すぐに見直すべきです。これらの行為はSEOで見ても、CEOから見ても、誰もメリットがありません。あなたが目を向けるべきは、ユーザーに与えられる価値なのです。