あなたのウェブサイトに集まった訪問者。この人々をあなたの見込み顧客にしたり、顧客へと変えていくのにはコンテンツともうひとつ大切なものがあります。それがランディングページです。
「あれ? でも、ちょっと待った。なんでランディングページが必要なの?」——最もな疑問かもしれません。
今回は、この疑問に答えていきましょう。
そもそもランディングページとは?
ランディングページの必要性よりも先に、ランディングページがどういうものか復習していきましょう。
ランディングページとは、あなたが所有する“より高い価値を持った情報”を提供する代わりに、訪問者の情報をいただくページです。
ちなみにHubspotはランディングページについて、次のように定義しています。
ランディングページとは、ウェブページ上で、あなたの訪問者から同意を得て情報を得るページのことです(コンバージョンフォームとも呼ばれます)。
What Landing Pages Are an Indispensable Part of Marketing(Hubspot Blog)
また、同記事内で良いランディングページの条件についても述べています。
良いランディングページは、メールマーケティングから来た人へ電子ブックを提供したり、PPC広告から訪れた人にウェビナーを提供するなど、オーディエンスごとに適した価値を提供します。ランディングページを構築するときには、訪問者に対してコンテンツ(電子ブック、ホワイトペーパー、ウェビナーetc…)を提供しましょう。もしくは、あなたの製品のフリートライアル、デモ、クーポンなどを提供すると良いでしょう。
ランディングページの定義と、良いランディングページの条件が分かったら、次の疑問が湧いてきます。「なぜ、ランディングページで価値を提供する必要があるのか?」
答えは簡単。誰も“無償”で“個人情報”を提供したがらないからです。
例えばあなたは「今すぐ登録!」とだけ書かれていて、その後はセールスメルマガが飛んでくるページへ、個人情報を登録したいと思いますか? まず、思わないはずです。
簡単に言えば、“提供する価値”とは、“個人情報”への対価なのです。その対価に納得された方が、ランディングページへ個人情報を入力してくれます。訪問者から見込み顧客になる、まさにコンバージョンフォームと呼ばれる所以です。
ランディングページの必要性
若干話が逸れてしまいましたが、本題のランディングページの必要性について確認しましょう。
KISSmetricsのデータによれば、初めてウェブサイトに訪れた人の96%は、あなたの製品を買う気をもっていません。つまり、あなたのページを見て、「はい、お終い」——なんてことも多々あるわけです。
この人たちと、今後どのように関係を持ち、顧客へとコンバージョンするかがマーケティング課題となります。
そこで必要となるのが、継続的に関係を持てるようにするためのランディングページです。訪問したページに合った電子ブックやホワイトペーパー、ウェビナーなどを提供する代わりに、訪問者の連絡先をいただきましょう。あなたのコンタクトリストに追加することで、今後も連絡を取ることが可能となります。
ちなみにこの一連の流れをリードジェネレーション(見込み顧客生成)と呼びます。ランディングページの有効性を含んだリードジェネレーションについてのデータは、こちらをご覧下さい。
まとめ
ランディングページは、ウェブサイトへの訪問者を「一回限り」にしないための重要なツールです。
そのためには、ランディングページを最適化(Landing Page Optimization: LPO)したり、提供するコンテンツをより有益なものにする努力をしましょう。
何か分からないことがあれば、お気軽にコメントください!