ランディングページの目的は、「ウェブページ上で、あなたの訪問者から同意を得て情報を得る」ことです。
しかし訪問者から、あなたに情報を提供するよう仕向けることは簡単なことではありません。だからこそテストや実際の運営を通じ、バイヤーペルソナに向けてランディングページを最適化(Landing Page Optimization: LPO)する必要があります。だからこそ『こう作れば成功する!』というマニュアルはありません。
ただし、効果的なランディングページには7つの共通点があります。確認していきましょう。
効果的なランディングページ7つの共通点
1. タイトルで価値を遡及している
ブログと同じく、まずはタイトルで分かりやすく簡潔に、提供する価値を伝えましょう。価値を伝えようとして欲張ってはいけません。例えば、ブログのタイトルは30文字に収めた方が良いと言われています。あまり長すぎると、価値があやふやになってしまうからです(あと、ブログタイトルの場合は検索エンジンやソーシャルメディアでシェアされた時の見栄えもあります)。
ランディングページも同じです。30文字前後、出来れば一言で提供できる価値を伝えられるようにしましょう。
2. コンテキストがシンプル
「これが必要だ!」と思うのは、どんな時ですか? 私は、疑問を持ち、それを解決してくれると分かったときです。
まずは、疑問を投げかけてみましょう。そして、答えを提供する価値(コンテンツ)に記載していることを述べるのです。
コンテンツについての解説は、シンプルに入れましょう。例えば、あなたの業界についての電子ブックを配布するのであれば、現状がどうなっているのか、その電子ブックでは何を提示しているのか、などです。
特に重要であるトピックスについては、キーワードとして箇条書きすると良いでしょう。
3. コンテンツについての画像を入れる
どのようなコンテンツなのかをはっきりさせるため、画像を入れておきましょう。電子ブックであれば電子ブックの表紙や、ウェビナーであればウェビナーのスクリーンショットを挿入します。これによって情報を入力する人が、これからどのようなコンテンツを受け取れるのかを、より明確にイメージすることができます。
4. 入力フォームを極力短くする
入力フォームは、あなたが情報をいただくために欠かせないものです。基本的に入力フォームは短ければ短いほどコンバージョンレートが高くなると言われています。求める情報は、あなたが本当に必要なものだけに留めましょう。
また、入力フォームの最後には必ず“Submit(送信)”ボタンを入れましょう。このボタンもコンテンツごとに最適化することができます。例えば電子ブックであれば“ダウンロード”、ウェビナーであれば“視聴する”などです。
5. プライバシーポリシーのリンクを入れる
あなたの情報をどう扱うか分からないページを信頼できますか?
プライバシーポリシーについての記述がないページは、なんとなく不安になりますよね。これが入っているかいないかで、心の障壁が少し低くなります。これは「必須だから」ではなく、訪問者への心遣いとして入れるべきだと思います。
6. ソーシャルシェアボタンを導入する
訪問者がランディングページを簡単にシェアできるようにしましょう。シェアできるようにすることで、新しい人が、あなたのコンテンツに興味を持ってくれるかもしれません。
7. ナビゲーションを入れる
もし、あなたのランディングページを見ている間に“自分には不要”だとユーザーが思ったら、ホームに戻ったり、タブを閉じたりするかもしれません。しかし、トップページに戻れるナビゲーションがあれば、あなたのホームページに留まってくれる可能性があります。留まってくれれば、他のコンテンツからコンバージョンするかもしれません。
まとめ
- タイトルで価値を遡及している
- コンテキストをシンプルにする
- コンテンツについての画像を入れる
- 入力フォームを極力短くする
- プライバシーポリシーリンクを入れる
- ソーシャルシェアボタンを導入する
- ナビゲーションを入れる
最初に述べた通り、ランディングページに万能な解答はありません。なぜなら提供する価値やあなたが求める情報、バイヤーペルソナが万人に共通するとは限らないからです。
しかし、成功しているランディングページには一定の共通点があるということで、必ずこの7つのポイントは確認しておきましょう。
(Photo: 背景 クラウド 異なる グローバル グラフィック 図 国際 言語 テキスト ようこそ by PublicDomainPictures)