LINEは5月13日、いわゆるネット選挙法案が成立したことを受けて、各政党の公式アカウントを一斉に開設しました。アカウントが開設された政党は以下の通りです。
- 自民党
- 民主党
- 日本維新の会
- 公明党
- みんなの党
- 生活の党
- 日本共産党
- 社会民主党
- みどりの風
- 新党改革
この取り組みは夏の参議院選挙に向けてのモニター利用で、参院選終了後は政党向けに有償の公式アカウントサービスの提供を予定しているとのこと。
日経新聞でアジャイル・メディアの徳力氏はLINEメッセージの開封率は60%を超えており、メッセージから誘導されたページの訪問率は25%を超える、と述べています。
LINEの企業アカウントの投稿は友人からのメッセージと同様にスマホに通知が表示される。そのためLINEメッセージの開封率は60%を超え、そのメッセージから誘導されるページの訪問率は25%を超える
LINEの公式アカウントは自ら興味を持って友達に追加する上に、メッセージが届いたらプッシュ通知がなされる(オフにすることもできますが)ので、驚異的な開封率を誇ります。参考までに、メルマガの開封率は11-12%、サイトへの誘導率は3%と言われています。単純に比べただけでも、リーチ率は5倍、サイトへの誘導率は8倍弱違うことになりますね。
【参考】
メルマガの開封率とクリック率(CTR)の現状と対策(カイロスマーケティング)
すでに首相官邸は昨年10月にLINEアカウントを設立しており、182万人が友達登録をしています。すでに登録済みだという方も多いのではないでしょうか。
14:30現在で、各政党の友達登録数は以下の通りとなっています。
- 自民党:494
- 民主党:297
- 日本維新の会:351
- 公明党:9951
- みんなの党:260
- 生活の党:197
- 共産党:227
- 社民党:188
- みどりの風:174
- 新党改革:179
自民党が圧倒的に多いのかと思いきや、公明党がすでに1万人近くに登録されているのが驚きです。
LINE、ネット選挙解禁を受け政党の「LINE公式アカウント」が登場(LINE株式会社)
(Photo: IRAN election by Beshef)
ネット選挙が解禁されたことで、ウェブ業界が色々と賑やかになっているというのは様々な場所でささやかれています。ネットでの選挙活動を通じて、政治家と国民がより近い関係を築けるようになったり、投票へ行く人が増えるようになると良いですね。LINE公式アカウントはその一歩と言えるかもしれません。
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