Squareは5月20日(現地時間)、Square Cashというメールで個人間決済を行える決済サービスの紹介ページを立ち上げました。現在はInvite Only(招待のみ)のようですが、今後数週間のうちに多くのユーザーを招待する予定がある、とのことです。
紹介ページに出てくるアニメーションには、CCに[email protected]、件名に$25と入力することで、飲み会の代金を支払っています。
これは相手がSquareに登録していなかったとしても、相手のデビットカード口座へ振り込めるようです。初めて送金を受け取った人はメールからSquareへ登録するという流れだそうで、爆発的にユーザーが増えそうですね。ちなみに手数料はトランザクションごとに50セントです。
個人間での金銭のやり取りは“メール”で済ませる時代がくる?
こうしたメールで金銭のやり取りができるサービスは、Squareが最初ではありません。PayPalが以前から行っていましたし、Googleも最近行われたGoogle i/o 2013で、Gmailを利用し、Google Walletで支払いができるようになると発表されました。
メールアドレスでお支払い(PayPal)
Send money to friends with Gmail and Google Wallet(Google Commerce)
こうした個人間での金銭のやり取りがメールで出来るサービスは、今後の主流となるでしょうか?
他にも、以前紹介したTippingCircleという決済サービスは、ソーシャルメディアで繋がっている人同士で金銭のやり取りが行えます。口座を聞いて、ATMからそこへ振り込んで……といった手間は無くなるのかもしれませんね。
私の場合は最近、Twitterでの地方のフォロワーに限定グッズを頼まれたときに、代金を口座へ振り込んでもらっていますが、わざわざ口座を使わなくても……と思うことが多々あります。そうしたときに、Square CashやPayPalのメールによる支払いサービスを使えばかなり便利になるはずです。
もっとも、これらのサービスが一般的に(少なくとも日本では)普及しているわけではないので、誰もが利用するようになるには、もう少し時間が必要となりそうです。草の根運動が大事だと思いますので、よく「グッズ買ってきて!」と頼んでくる人へ、布教活動から初めてみたいと思います。