それでは、効果的なコンテンツを作るための手引きに入りましょう。
効果的なコンテンツの定義は時と場合によって変わると思いますが、ここではGet Foundでき、見込み顧客を得られるものを、効果的なコンテンツと呼ぶことにします。
事前に準備すべきこと
キーワードの策定
まずは、どのようなキーワードを攻略するかを決めましょう。例えば、ケーキ屋であればショートケーキやチーズケーキ、ブッシュ・ド・ノエルなど、多数のレシピがあるはずです。こうした場合、次のようなキーワードが考えられます。
ケーキ屋 東京 チーズケーキ
ブッシュ・ド・ノエル クリスマス
どのようなキーワードで人々が検索しているのか。そのキーワードの競合性はどうなのか、検索ボリュームはどれくらいあるのかなどを調べて、キーワード戦略を練っていきましょう。
その際には、Googleが提供しているGoogle Adwordsキーワードツールや、Hubspotのキーワードツールを使うとよいでしょう。
書く前に、その内容は人の役に立つものかを考える
実際に書く前に、今から書くその内容は、本当に人の役に立つのかどうかを考えましょう。ソーシャルメディア、検索エンジン、どの経路からその記事が見られたとしても、その動機は概ね『役に立つだろう』という一点にあります。
実際に役に立つかどうか、客観的な視点で見てみないと分かりません。実際に自分がこれから書こうとしていることを、順を追って箇条書きにしてみましょう。副次的なものとして、一行で収まるように書いていくことで、見出しも作りやすくなります。
コンテンツの種類
それでは、コンテンツを作っていきましょう。大まかに分けて、7つのコンテンツが考えられます。一度試してみて、自分が得意だと思ったものを中心に据えて行うとよいでしょう。
ハウツー
効果の高い方法や効率の良い作業方法などを伝えるものです。例えば、この『ブログをはじめよう④』もハウツーになります。訪問者を見込み顧客にするには、信頼を得るのが一番です。人の役に立つハウツーを提供して、信頼を得ていきましょう。
ニュース
業界の大きなトピックスを伝えるものです。ハイベロシティでは、ソーシャルメディアや検索エンジンに関するニュースを読者の方へ提供していました。これは、インバウンドマーケティングに大きく関わってくるニュースだからです。そのため、私達の読者にとって有益なものだと判断し、提供しています。
FAQ
ブログのコメント欄やソーシャルメディアで寄せられた疑問に、ブログ記事で答えるものです。コメントやリプライなどで返すのは即時性がありますが、その場で答えられない質問もあるでしょう。特にソーシャルメディアの場合は、埋もれてしまう可能性もあります。一度ブログに起こしておくと、同じ質問がきたときに参考URLとして利用することが出来るので便利です。
引用コンテンツ
もし、ホワイトペーパーなどの、業界データをまとめたものを配布しているとしたら、それらのデータから引用したブログ記事を書くことも有効です。最後にそのホワイトペーパーのCTAを設置することで、記事で興味を持った人がダウンロードするため、他のコンテンツよりもコンバージョン率が高くなると考えられます。
vBlog(ボイス・ビデオ)
人前で喋ることが得意な人であれば、ボイス・ビデオブログを公開してもよいでしょう。ブログ内にYouTubeなどへアップロードしたビデオを貼り要約した文章を書くと、スマートフォンで読んだ人が後でPCから動画を閲覧しに戻ってくるなど、ユーザーから見ても便利になります。ボイスブログの場合は、Podcastにアップロードするとよいでしょう。
インタビュー
業界の著名人にインタビューを行って、今後の展望やハウツーをインタビューすると、インタビューを受けてくれた方もシェアしてくれるので、多くの人に見てもらえるようになります。許可がもらえるのであれば撮影も行って、動画としてYouTubeにアップロードするとよいでしょう。
インフォグラフィック
インフォグラフィックは一枚の画像で多くの情報を伝えられる優れた手段です。手間はかかりますが、主にFacebookやTumblr、Pinterestといったソーシャルメディアでシェアされやすいものなので、デザインに自信がある方は作ってみるとよいでしょう。デザインチームに依頼するのもクオリティを上げることができるので、共同で作るのもオススメです。
どのようなコンテンツが一番反応が良いか、どのような単語で検索されてきているのかを分析しながら、有効なブログコンテンツを作成していきましょう!