ガートナーが7月10日(現地時間)にレポートを公開し、2013年第2四半期のPC販売台数が、前年同期比10.9%(7600万台)低下したことを明らかにしました。PCの販売台数減少は2年前から続いており、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)では2四半期連続で2桁の減少、アジア・太平洋地域では5四半期連続で減少しています。
ガートナーの主席アナリストMikako Kitagawa氏(漢字が分からないのでローマ字で失礼します)は、この減少について以下のように述べています。
安価なタブレットや、ローエンドのPCが、先進国でのPCと入れ替わっており市場が収縮している。新興国では、安価なタブレットが最初に使うコンピューティングデバイスとなっているが、PCの購入を延期しているだけだ。これは、ミニノートPC市場が崩壊しかけている。
実際、販売されているPCを見ていても、高スペックを要求されるようなことをしない限りは、タブレットやローエンドPCで十分のように思います。
第2四半期で最もマーケットシェアが大きかったのはLenovoで16.7%となっていますが(今までのトップはHP)、成長率は低下しています。その他、HP、Dell、Acer、ASUSも軒並み成長率が低下しており、市場収縮は深刻なようです。
モバイルやタブレットの販売台数が出ていないため正確なところは分かりませんが、PCのシェアを奪っていることは予測できます。実際にハイベロシティもモバイルからのトラフィックが増えてきていますので、なんとなく実体験しています。
インターネットに接続するデバイスのシェアは、今後どのように変化していくのでしょうか? 「こんな風になる」と思っている方がいましたら、ぜひコメントをください!
Gartner Says Worldwide PC Shipments in the Second Quarter of 2013 Declined 10.9 Percent (Gartner)
(Photo: computers by Mark Mrwizard)