LINEは7月18日、ニュースアプリの『LINE NEWS』をリリースしました。
デスクトップには“Yahoo!”というニュースの王者がいるが、モバイルには“王者が不在”であるとして、スマートフォンのニュースでトップを目指すとLINEは述べています。
使いやすさが素晴らしい!
王者になるには、コンテンツも当然ながら、使いやすくなければなりません。しかしそこはさすがのLINE、全く抜かりがありませんでした。ビジュアルはLINEの公式ブログを読んでもらうとして、私が「良いな」と思った部分は3つあります。
1. “人力”要約
自然言語処理を用いて記事を要約するものとして『Vingow』があげられます。しかしLINE NEWSは、なんと編集部が話題のニュースを人力で要約してくれるのです。アナログながら人が読む形としては最も優れたものではないでしょうか。
2. 続報機能
読んだ記事に続報があれば、その続報記事がすぐに読めるようになっています。しかもプッシュ通知までしてくれるという丁寧さです。気になった事件やニュースは常に情報を追いたいものですよね。それを自分で探すことなく、アプリが自動的に追加してくれるのは最高に便利な機能です。
3. “パーソナライズ”がされない
最近はGunosyやVingowといった、パーソナライズをしてくれるニュースアプリが人気です。流行を考えれば、この点はデメリットにもなり得るかもしれません。しかし、パーソナライズ機能のあるニュースアプリには1つの欠点があります。それは“自分の興味があるものしか出てこなくなる”ということです。パーソナライズしている以上、当然のことではありますが、社会を把握するためにニュースを読んでいるのであれば、これは致命的です。なにせ、興味がなければ、社会常識であっても出てこないのですから。サブとして使うのならとても面白いものですが、メインで使うなら全てを表示してくれるLINE NEWSの方がいいのかなと感じました。
他にも、ユーザーが親しみを持ちやすいように話し言葉で要約を書いているなど、細かな心配りがなされています。元々LINEの母胎であったNAVERは、“人と探し合う”検索エンジンというコンセプトがありました。こうしたコンセプトが、LINE NEWSにも継承されているように感じ、とてもLINEらしい、良いニュースアプリであると思います。日々のニュースリーダーに困っている方は、ぜひ導入してみてください!