テレビを見ながらTwitterをする人は多いというのは、ある程度明らかになっていて、モバイルリサーチが行った調査のTwitter利用者の7割がテレビ視聴時にもTwitterを使っている、などのデータがあります。Googleを始めとする企業が唱えているマルチスクリーン化がすすんでいる証左でもあるでしょう。
では、このマルチスクリーン化は、人のテレビ視聴をどのように変えたのでしょうか? ビデオ・オーディオ作成ソリューションを提供するAvidが公開したインフォグラフィックを見てみましょう。
INFOGRAPHIC: Insights Into Consumer TV Viewing Trends
気になる部分を箇条書きに。
- テレビはマルチスクリーンによって利益の獲得機会を失った
- 65%の人々は、テレビの持つ最大の強みはイメージとオーディオと答えている
- 視聴者の66%はCMになっても座ったまま(チャンネルを変えない)
- プロバイダーが適切にメタデータ戦略を用いれば、33%の既存コンテンツは収益化できる
- 37%の消費者は過去のエピソード(過去回)を見るためなら、喜んでお金を払う
- セカンドスクリーンは特にスポーツ番組でよく用いられ、オリンピックでは63%がPC・タブレット・スマートフォンを使って情報を仕入れていた
- 91%の放送関係者はマルチスクリーンが業界の大きな成長にとって重要なことだと考えている
- 新しい番組を探すときにソーシャルメディアを使っているのは6%、ニュースやビデオ、ウェブサイトを使っているのは4%以下
個人的に一番気になった部分は『新しい番組を探すときにソーシャルメディアを使っているのは6%』で、多くの視聴者は主体的に見たい番組を選んでいるのでしょうか。……と、思いきや、20%がチャンネルサーフィンを行っていると書かれているので、そうでもなさそうです。
電通が行った日本のデータには、『Twitterユーザーの18.5%がTwitterをきっかけにテレビのスッチを入れたり、番組を切り替えることが増えた』とあります。ここから推察するに、Twitterを参考にする人は多く、その他(Facebookなど)を参考にする人が少ないのではないでしょうか。テレビ実況を行う利用者はTwitterの方が圧倒的に多いというのが根拠です。最も、調査対象となっている国が違いますので“これ!”といった答えは出せません。
みなさんは、テレビを見ながらマルチスクリーンをどのように使っていますか?
(Photo: Live television on this iRiver DAB/DMB device by James Cridland)