Googleが7月23日に公開したスマートフォンの利用に関する調査『Our Mobile Planet』、ご覧になりましたか？ なんと48ヶ国を対象に行った調査結果が、無料で公開されています。
この調査はIPSOS MediaCTがGoogleに協力して行っており、様々なことが明らかになっています。モバイルに関わる人だけではなく、インターネットに関わる人全てに見てもらいたい内容です。
特に、AdWords公式ブログが7月29日にOur Mobile Planetを紹介するために公開したブログの言葉は全ウェブマスター必見。
スマートフォンが生活の必需品として浸透しているにもかかわらず、企業によるスマートフォンに最適化されたウェブサイトの運営率はまだ低く、多くの企業は増加するスマートフォン ユーザーのトラフィックに対応していないというのが現状です。
日本のスマートフォン普及率が 2011 年比で 4 倍になりました(Google Inside AdWords)
ウェブサイトをスマートフォンに対応するか、しないか、という話では、もうないのです。Our Mobile Planetを見れば、より明確にわかるでしょう。
Our Mobile Planet
スマートフォン普及率の移り変わり
2011年には総人口ベースで6％だったものが、2013年には25％と4倍以上に増えています。日本の人口はおよそ1億2800万人なので、3200万人がスマートフォンユーザーということになります。
スマートフォンユーザーの主な行動
一週間のうちにモバイルユーザーが行った行動です。58％がインターネットを閲覧していますね。54％が検索エンジンを用いて調べものを行っており、検索という行動がいかに一般的な行動になっているのかがわかります。インターネット閲覧者のパーセントと比べても、インターネットを使う＝検索をするとなっている人もいるのかな、と思えてきます。
また、ソーシャルメディアも40％が利用しており、検索に次いでメジャーな行動であることがわかります。
スマートフォンユーザーの検索頻度
スマートフォンユーザーの69％が毎日検索を行っています。1ヶ月に1回未満の人は、2％程度のようです。
スマートフォンでのSNS利用頻度
スマートフォンユーザーの47％が毎日ソーシャルメディアを利用しています。一方で、利用していないユーザーも37％います。毎日利用しないユーザーは、あまり高い頻度で利用していないようです。
ローカル検索について
スマートフォンユーザーの50％以上が週1回以上ローカル検索を行っており、24％は毎日行うことが明らかになっています。
また、ローカル検索を行った後に、50％は地図上で店やサービスの場所や行き方を確認しています。41％が実際に店舗を訪問しており、33％はウェブサイトを見ています。実際に店舗で購入するのは、18％です。
この他にも多数のデータがありますので、ぜひOur Mobile Planetをご確認ください。
まとめ
スマートフォンが多くの場合ウェブサイトとの接点になっているのがお分かりになったでしょうか。
もしウェブサイトがスマートフォンに最適化されていない場合、そのユーザーをないがしろにしていることになります。実際、モバイルユーザーの76％は最適化されていないサイトへアクセスしたときに離脱するというデータもあります。
スマートフォンに対応するかどうかよりも、スマートフォンでどう見せるかが、これからの課題でしょう。