8月5日、世界的に有名なアメリカの有力紙『ワシントン・ポスト』は、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏に売却すると発表しました。
ワシントン・ポストが公開した記事によれば、売却額は2億5000万ドル(約246億円)で、ベゾス氏個人が買収するものであり、Amazon自体は関与しないとのことです。
【元記事】Washington Post to be sold to Jeff Bezos, the founder of Amazon(Washington Post)
新聞社はインターネットメディアの普及などの影響で広告収入や読者の減少に直面しています。元ワシントン・ポスト会長のドナルド・グラハム氏は「新聞業界はここ数年、問題に直面しており、ワシントン・ポスト氏にとって私よりも良い別のオーナーがいるのではないか」と考え、ベゾス氏に売却を決めたとのこと。
ベゾス氏は今後の新聞経営について、インターネットがニュースビジネスに変革をもたらしているとし、経営改革を進める旨の発言をしています。やはり、インターネットを主軸としたメディアにしていくのでしょう。
ちなみにベゾス氏は今年始め、Business Insiderにも500万ドルの投資を行っています。Business InsiderはWall Street JournalやForbes、Bloombergに次ぐ規模のビジネス系ネットメディアです。
【参考】
アマゾンの創業者、ワシントン・ポスト紙取得で合意(ロイター)
アマゾンCEOがワシントン・ポストの従業員に言ったこと(THE WALL STREET JOURNAL)