カスペルキーラボが行った調査で、2013年第2四半期(4月-6月)に全世界で送信されたメールのうち70%がスパムメールだったことが明らかになりました。この総量は第1四半期と比較して、4%の増加しています。
正確には“total email traffic”となっていますので、メールの全トラフィックのうち70%がスパムだった、とのことです。
主なスパムについては次の通りです。
- 企業へのマリシアスメール
悪意あるソフトウェア、いわゆるマルウェア等を添付したメールを送りつけるスパムです。.exeファイルはもちろん、最近ではjpegのEXIFヘッダーにスパムを埋め込むという手口が出てきたようなので、不審なファイルは開かないようにしましょう。
- 人気サイトを騙ったメール
FacebookやTwitterのようなSNS、AmazonなどのECサイトを騙ったスパム。リンク先は別の悪質なサイトへリダイレクトされており、フィッシングのような構造になっています。
- 悪意あるグリーティングカード
グリーティングカードを送る際にマルウェア等が含まれたファイルを添付し、本文で添付したファイルを開くように指示する内容が書かれています。日本ではあまりグリーティングカードは流行していないので、不用意に開けないようにしましょう。
割と定番どころが揃っていますね。手口が変わっても、本質の部分は大差が無いようなので、これまでと同じ注意をしていれば引っかかることもあまりないと思います。
また、フィッシング詐欺については、ソーシャルメディアが最も多く、全体の3割を占めています。次いでファイナンシャルや銀行、検索エンジンとなっています。
ソーシャルメディアのIDを抜き取るマルウェアも流行しているようですし、要注意ですね。
(Photo: で メール 電子メール インターネット スパム 迷惑メール 広告 洪水 放送 通知 by geralt)