ついにモバイル決済が大手小売店に進出します。モバイル決済のSquareが、大手小売りのユニクロの銀座店12階でオープンする『ウルトラライトダウン スペシャルストア』で導入が決定されました。ニュースリリースによれば、スペシャルストアを筆頭に、全国のユニクロでSquareの展開が始まります。クレジットカードには、VISAとMasterCardが対応しています。
と、初の試みが行われるだけではなく、実はスペシャルストアの中身もすごいのです。
スタッフはiPadを持って店頭に立ち、商品案内を行います。ただ商品の説明するだけではなく、なんとUNIQLO COLOR MAGICというARアプリが使われます。このアプリを使うことで、お客は何度も着脱せずに様々な色を試すことができます。
さらにはスペシャルストアにあるインタラクティブモニターに、商品のバーコードをスキャンすることで、その商品とウルトラライトダウンの試着がモニター上で行えるようになっています。もはや試着室はいらないと言わんばかりですね。
そして、試着したものをSquareを用いてその場で買える、と。間髪入れないフローが出来ており、「やっぱりやめた」となることはありません。
モバイル決済を用いて売上を向上させた例として君臨するのでしょうか。これが成功すれば大手小売りの間でもモバイル決済導入の機運が高まり、活性化することが期待できます。ただ、この事例の場合、“購入したい”とすぐ思わせられる環境が整っている、ということも考慮する必要があるでしょう。
ユニクロ、モバイル決済サービス「Square(スクエア)」を導入。2013年10月11日(金)オープンの「ウルトラライトダウン スペシャルストア」で利用可能に(ユニクロ)