Googleは世界中の情報を整理するという使命を遂行するために、いくつものツールを提供しています。
検索エンジンだけに目を奪われがちですが、そのツールは非常に便利なのです。あなたの生活を豊かにしたり、もちろん仕事にも役立ちます。Mashableの14 Google Tools You Didn’t Know Existedを参考に、早速見ていきましょう。
14のGoogleツール達
1. Google Ngram Viewer
過去500年間ほどの間に書かれた本の冊数を誰も知り得ません。その中に記された文字は億か兆かと、想像をいくらしても分かりませんね。Googleが所有する過去の書物に関する膨大なデータベースから、どのくらいの頻度で出てくるのかを見ることができます。例えばGoogleを検索すると、1990年代の半ばから急激に書物での出現率が増えていることが分かります。書物とは世の中のトレンドを映す鏡のようなもの、いつから流行となり始めたのかを知る良い手がかりとなるでしょう。
2. Google Correlate
相関関係を探ること。それは膨大なデータの中から比較をしなければなりません。でもその膨大なデータをどこから引っ張ってくるか、という問題に突き当たることも多いでしょう。この両方の問題を一挙に解決してくれるのがGoogle Correlate。気になる単語を入力することで、その単語と最も相関の高い単語と比較を行ってくれます。どの時期に検索数が増えたかも分かるようになっているので、キーワード戦略を練るのにも使えそうです。
3. Google Trends
Googleでいつ、どれくらいの量が検索されたか分かるGoogle Trends。キーワード戦略を練るのに利用している人も多いのではないでしょうか。検索ボリューム、どの国が興味を持っているのか、関連性の高いキーワードが表示されます。
4. Google Think Insights
Googleがマーケティングに関するインサイトや、ケーススタディなどを提供しています。そのデータ量は潤沢で、あなたの計画立案に役立ってくれるでしょう。「これからのウェブサイトはマルチスクリーンで見られるようにしなければならない」と訴え続けている理由も、このサイトを見ればすぐにわかるでしょう。
5. Google Public Data Explorer
世界中の公共データを検索するサービス。政府だけでなく、世界銀行やOECD、ユーロスタットなどのデータも含まれています。
6. Full Value of Mobile
モバイルはもはや欠かすことができないマーケティングの起点となりました。Full Value of Mobileを利用すると、モバイルサイトがもたらす利益を計算することができます。モバイルサイトがないという方も、こちらを利用してみるとよいでしょう。
7. Get Your Business Online
オンラインでのマーケティングをどうすればよいのか分からないという人に向けて、Googleがひとつの道を標してくれます。オンラインで成功するためにはどうウェブサイトを作成し、どう検索エンジンを活用すればよいのか。ここを参考にすれば迷うことはないでしょう。アメリカ国内でしか利用できないというのが少し残念。
8. Webmaster Tools
自分にその気は無かったとしても、いつの間にかGoogleからペナルティを受けていることがあります。どのような問題を抱えているかを示し、ウェブサイトを健全に保つためには必須のツールです。
9. Schemer
一種のイベント企画ツールです。Google+アカウントでログインし、趣味、活動エリアを入力すると、あなたに適したイベントが表示されるようになります。もちろん、趣味が合う地元の人たちと何を企画したいときにも役立ちます。
10. Google Fonts
個人用や商業利用可のオープンソースウェブフォントを提供しています。太さ、傾斜、横幅、スクリプトなどのフィルターをかけた検索も可能です。
11. Google Developers
開発者がいつでも使用できるリソースやツールを用いて、どのようにウェブサイトやアプリを作成すればよいのか、基本から応用までを教えてくれます。コラボレーションや実際に会うことを促進するグループも用意されています。
12. Dart
Googleが2011年に開発したプログラミング言語。Google自身はJavaScriptに取って代わる言語となってもらいたいようです。統合開発環境も用意されており、Dartによるウェブアプリの開発、学習を始めるのに不足がないようになっています。
13. Google Keep
今年ローンチされた一種のリマインダー。Google Driveと同期しているため、どのデバイスからでも利用できるのが特徴。単にメモ代わりになるだけでなく、ボイスメモや画像、チェックリストも保存できるようになっています。
14. Google Sky
Google Earthが地球を映すものであるなら、Google Skyは宇宙を映すものです。NASAと連携したプロジェクトで、ハッブル望遠鏡から送られた宇宙の映像を見ることができます。
いかがでしたか? 生活を豊かにするものから、仕事の資料や計画立案に使えるものまで、幅広く提供されています。どれもGoogleによって整理された情報が有効活用されており、膨大な量のデータを保有するからこそ提供できるツールと言えるでしょう。
Googleツールを使って、自分の欲しい情報を一度整理してみるとよいかもしれませんね!