解説へ入る前に、ひとつ、質問をしましょう。
「私達にランディングページは必要だと思いますか?」
多くのウェブサイトは複数のサービスや製品の情報や、紹介を行うためのコンテンツを持っています。よく言えば情報豊富ですが、悪く言えば煩雑です。1ページだけのランディングページを作ることで、ユーザーはその中にある情報へフォーカスできるようになります。本当に見てもらいたいペルソナに、その製品を詳しく知ってもらえるようになるのです。
目的
- クオリファイドリードを、カスタマーにコンバージョンさせる上で役立たせる。
- リードがライフサイクルステージの、どの段階にいるか判断しやすくなる。
- ウェブサイトを、ビジネス資産にすることができる。
- マーケティング活動のROIを測定しやすくなる。
事前準備: 価値のあるオファーを作成する
価値のあるオファーがあってこそ、ランディングページは効果を発揮します。リンク先のページと関連した、価値のあるオファー提供することで、オーディエンスは連絡先をあなたに教えるメリットを感じるのです。
Step 1: オファーの価値を説明する
ランディングページでは前述の通り、オーディエンスがあなたに連絡先を教えるに値するメリットを説明する必要があります。ランディングページを作成する上で、最も時間をかけて取り組むべきことです。その際には、“これは私に何を提供してくれるの?”という疑問を意識して説明を行いましょう。
Step 2: CTAと見出しは同じものにする
ランディングページの見出しは、何をオファーするのか、明確に記載しましょう。また、ランディングページへのCTAも、訪問者が困惑しないように、見出しと同じ文を使うことが推奨されます。見出しには、“学ぶ”や“ダウンロード”など、これから行うアクションの動詞を必ず入れましょう。
Step 3: 箇条書きにする
メリットを箇条書きにすることで、どういうものなのかという理解を早めて、説得力のあるページに仕上げることができます。3〜5のメリットを箇条書きにしましょう。
Step 4: 項目は可能な限り短くする
情報を入力する項目は、可能な限り少なくしましょう。多くの情報を求められると、訪問者は入力するのが億劫になって、リードとなる機会を逃してしまいます。推奨の項目数は7つ未満です。フォローアップに必要な情報だけを求めましょう。
例:氏名、メールアドレス、ホームページのURL
Step 5: スクロール不要な場所にコンテンツを設置する
ランディングページのコンテンツとフォームは、スクロールせずに見られる場所に設置しましょう。テストしてみれば分かりますが、スクロールの有無でコンバージョンレートが大きく変わります。もちろん、無しの方が高いのは言うまでもありません。
Step 6: ナビゲーションとリンクを入れない
ランディングページはフォームに情報を入力してもらい、コンテンツを提供するのが目的です。ナビゲーションやリンクは、ランディングページから離脱する可能性を高めるので省きましょう。フォームに情報を入力することが、そこで出来る唯一のアクションとなっているのが理想です。
Step 7: 画像を使う
ランディングページに、関連のある画像を入れると、訪問者がオファーの内容を理解するのを資格的に助けます。例えば、eBookやホワイトペーパーのカバー、ウェビナーのプレゼンテーション資料の1枚目、無料体験版のスクリーンショットなどを使ってみましょう。
Step 8: 同僚にテストしてもらう
あなたのランディングページは、訪問者がオファーの価値を5秒以内で理解できるようになっていますか? 同僚に見せて、そのページのキーワードを3つあげてもらい、理解できるかを確かめてみましょう。
Step 9: サンキューページにリダイレクトする
サンキューページとは、ランディングページで登録を行ってもらったあと、フォローアップを行うもので、追加の関連情報を提示する絶好の機会です。ランディングページから情報を送信してもらった後は、必ずサンキューページにリダイレクトしましょう。リードにもっと長い時間サイトに滞在してもらいたいのであれば、よりあなたのことを理解してもらうため、ブログや製品、サービスのCTAを入れましょう。
Step 10: テスト!テスト!テスト!
ここまで終わったらお茶を飲んで一休み、なんてわけにはいきません。あなたのオーディエンスに最適かどうか、テストする必要があります。HubSpotのランディングページツールは、自由にページを複製できるようになっています。その後に、ページの要素を少しずつ変えて、コンバージョンレートが高くなるよう、テストしていきましょう。
これは『10 Steps that will Optimize Your Landing Pages』を翻訳したものです。