メールマーケティングは、リードとなった人々に興味のある情報や、関連性のある情報を送り、ライフサイクルの次の段階へ進める効果的なマーケティング方法です。
効果のあるメールマーケティングを行うためにやるべきこと、最適化しなければならないことを、ご紹介します。
Pre-Step 1: 送信を最適化する
セグメントリストを作る:個人に向けて最適な情報を送るために、セグメントリストを作りましょう。HubSpotのメールシステムを利用すると、簡単に作成できます。セグメントはグループは、複数作られるでしょう。例えば、カスタマーに対して過剰な売り込みを行うのは、悪影響を及ぼします。カスタマーであれば、コンテンツを共有するのがベストの選択肢でしょう。こうしたことを考慮して、“リード”、“カスタマー”、“再訪問を促す”、“ニュースレター”の4つは最低限作っておくことを推奨します。
事前に想定すべきこと:
- メールをサブスクライブする理由
- メールがどれくらい受信されるか
- いつメールを受信するか
- メールの内容は大まかにどのようなものか
メールアドレスには、あなたの名前と企業名が含まれているようにしてください(例:matsushita@hivelocity.co.jp)。また、安全なリストから配信されるようにしましょう。この設定を怠った場合、メール受信の脱退者が増えてしまいます。
プライバシーの尊重
あなたには、アクティブなサブスクライバーのプライバシーを尊重する義務があります。個人情報を販売したり、不適切に第三者に情報を提供してはなりません。また、加入者、検討中の人が読み、印刷できるプライバシーポリシーを作成しましょう。特定電子メールの送信の適正化等に関する法律など、遵守すべき法律もありますので、必ず目を通してください。例えば、アメリカのCAN-SPAM法では、サブスクライバーが脱退を申し出してから10日以内にリストから削除することが義務づけられています。
HubSpotのメールマーケティング、リードナーチャリングシステムには、メールのフッターに企業名、住所、及び脱退のリンクが含まれています。
Step 1: 目標を定める
成功するメールキャンペーンには、常に目標がありました。これにより、メールの効果測定を行えるようになるからです。この目標を決めるにあたって、考慮すべきことが3点あります。
- カスタマーへ新製品やサービスの告知を行ったとき、それを導入した数の測定
- イベントの告知を行い、それに登録を行ったユーザー数を測定する
- ブログのサブスクライブ数と、受信したサブスクライバーの測定
Step 2: 名前とメールアドレス
メールの“from”にある名前とメールアドレスには一貫性を持たせる必要があります。
例
私の事例でいえば、松下圭一 – ハイベロシティです。この場合、“from”に表示されるメールアドレスはmatushita@hiveloicty.co.jpとなっている必要があります。
もし、noreply@やsales@、marketing@などから送信している場合、スパムフィルターによって分別されたり、信頼性が低いとして、エンゲージメント率が下がります。
Step 3: 件名
受信者が、あなたのメールを見て何をすべきか、わかるような件名を付けましょう。受信トレイに表示されたとき、最も重要な情報となります。件名は45文字以下で、ポイントのみを記載しましょう。もし長く、何をすればわからないようなものなら、開封すらされません。
Step 4: メール本文
多くの人は、メールを10秒以内に判断します。そのため、メールの一番上に表示する見出しは、最も魅力的で重要なものにしましょう。多くのメールクライアントは、プレビュー機能が搭載されているので、見出しを魅力的なものに仕上げるのは、そこにも効果があります。
リンク
メールの1〜2行目にはリンクを入れましょう。メール全体に入れるリンクは2〜3個を推奨します。各リンクは同一のウェブサイトにリダイレクトするようにしましょう。アンカーテキストに太字を使用することでCTRを高められます。
メールのCTRとランディングページのコンバージョンレートを調べるために、リンクはトラッキングできるようにしましょう。HubSpotのメール、リードナーチャリングシステムは、全てのリンクがトラッキングできるようになっているので、分析ツールから簡単に測定可能です。
また、画像を使用することでファイアーウォールや迷惑メールフォルダに分類される可能性があるため、全体で5枚以下に収めましょう。アクションを呼びかける画像を使い、ウェブサイトへのリンクを入れることで効果を高められます。しかし、全員が画像を受信できる設定とは限らないため、altテキストで画像が何かという説明をしましょう。
プレーンテキスト
サブスクライバーの中には、プレーンテキストのみを受信している人がいるかもしれません。そのためプレーンテキスト版も作成する必要があります。HubSpotなら、HTMLとプレーンテキスト版、両方を作成できます。
パーソナライズ
メールをパーソナライズするため、本文や件名にサブスクライバーの名前・会社名を入れることを推奨します。
法律の遵守
法律により、会社名、住所、メールの脱退リンクを入れることが定められています。必ず入れましょう。
Step 6: メールテストを行う
まず、メールがスパムフィルターに引っかからないか、同僚に送信して確認しましょう。受信を確認したら、本文、リンク先、といった内容を見てもらいます。文法的な間違い、オファーの間違い、そもそも目的が分からないetc…
Step 7: メールを送信する
HTML、プレーンテキストの両方のリンクが正しいものか、最終確認を行って送信を行いましょう。
Step 8: レスポンスを見る
メールを送って仕事終了——なんてことはありません。まだまだやるべきことがたくさんあります。メールマーケティングの目的は、リストに入っている人やサブスクライバーを良好な関係を作ることです。誰かから、どんな内容のレスポンスが返ってきたのか、確認しましょう。質問やコメントがあれば、随時返答するのがマナーです。
Step 9: 効果測定
目標を達成できているか、CTRと脱退率を測定しましょう。さらに重要なのは、メールを送った日のトラフィックをチェックすることです。例えばメールの目標がリードジェネレーションにあった場合、その日、どのくらいのリードを獲得したか、そのリードの質がどうだったのかを測定しましょう。
これは『9 Awesome Steps to Create Email Marketing for Business』を翻訳したものです。
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