Amazonは11月13日(現地時間)、クラウド型仮想デスクトップサービス『Amazon WorkSpaces』を発表しました。これはユーザーのデスクトップ環境をクラウド上に構築するものです。例えば、IT管理者は、従業員や生徒に対して、同一のWindows7環境を提供できるようになります。クラウドであるため、自宅のデスクトップPC、iPad、KindleなどのAndroidタブレットと、端末を選びません。
AWSブログの資料によれば、1000人規模の企業が構築する一般的な仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)と比較した場合、同等のサービスを約40%以下のコストで提供できる、とのこと。
料金プランはStandardとPerformanceが用意されており、さらに両方へリッチ版のPlusが加わります。
- Standard:1ユーザー1ヶ月あたり35ドル
- Standard Plus:1ユーザー1ヶ月あたり50ドル
- Performance:1ユーザー1ヶ月あたり60ドル
- Performance Plus:1ユーザー1ヶ月あたり75ドル
各環境スペックは以下の通り。
- Standard:1仮想CPU、3.75GBメモリ、50GBユーザーディスク
- Standard Plus:1仮想CPU、3.75GBメモリ、50GBユーザーディスク
- Performance:1仮想CPU、3.75GBメモリ、100GBユーザーディスク
- Performance Plus:2仮想CPU、7.5GBメモリ、100GBユーザーディスク
各プランには共通で『Adobe Reader』、『Adobe Flash』、『Firefox』、『Internet Explorer 9』、『7-Zip』、『Java Runtime Environment』がインストールされています。さらに、Plusプランは『Microsoft Office Professional』、『Trend Micro Worry-Free Business Security Services』が用意されます。
まだサービスの正式リリースはされていませんが、こちらからプレビュー版に申込みができます。興味がある方はぜひ登録してみてください。
【参考元】
【AWS発表】 Amazon WorkSpaces – デスクトップコンピューティングをクラウドで(Amazon Web Services ブログ)