Amazonは11月13日(現地時間)、モバイルアプリディベロッパー向けのストリーミングサービス『Amazon AppStream』を発表しました。これは、Amazonが最近ローンチしたEC2 インスタンスを活用し、あらゆるモバイル端末に向けて、HDストリーミングを行えるようにするサービスです。
最近はモバイルアプリでも、精巧な表現を行うために、高いマシンパワーが要求されるようになっています。しかし、全ての端末が、高いマシンパワーを持っているわけではありません。マシンパワーが低い端末に対してもリッチな体験を提供するには、クラウドで情報を処理して、ストリーミングで配信する方法があげられます。それこそが、今回発表されたAmazon AppStreamなのです。
全てをストリーミングにする必要はなく、一部の高いレンダリング力が必要な部分だけに適用する、という使い方もできるようです。(参考:Publickey)
AWSが公開した動画がありますので、そちらを見るとイメージが掴みやすいと思います。(※現在動画の閲覧はできません)
VentureBeatによれば、こうしたアプリケーションストリーミングサービスは他に、AgawiやNumecentなどがありますが、これらはAWSのクラウドを活用しているとのことです。ストリーミングを可能にした環境土台から、自ら提供する側へと回ったAmazonの動きはとても興味深いですね。
正式なリリースはまだですが、こちらからプレビュー版の申込みが行えます。ご興味がある方はぜひ!
【参考】
【AWS発表】 Amazon AppStream(アップストリーム) – クラウドからストリーミングアプリケーションを提供しよう(Amazon Web Services ブログ)
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