1 Bitcoinの価格が1000ドルを超えた! Bitcoinバブルだ! そんなニュースが駆け巡っています。ニュースを見た方は仮想通貨であるということは何となく分かると思うのですが、イマイチどういうものなのか見えてきません。私も軽く調べたのですが、中本哲史という匿名の方が書かれた論文(※PDF)が元となって出来た仮想通貨ということくらいしか分かりませんでした。
Bitcoinと現金を取引するには証券会社のような取引所を通すことが多いのですが、その世界最大の取引所Mt.GoxがBitcoinを初心者向けに解説するサイト『bitcoins.com』を開設しました。トップページに超簡潔な解説であるので、早速読んでみます。
bitcoins.com
なぜBitcoinを使うのか?
- 安価な手数料:
世界の多くのコマースサイトで決済に活用できる仮想通貨であり、手数料が非常に安くなっています。
世界で最も利用されているであろう決済サービス『PayPal』の手数料は、最も安くても2.9% + 40円となっています。
参考:PayPal一方、Bitcoinの手数料は最も高くて0.6%です。ただし、これは取引所によって変わるのでご注意ください。
参考:Mt.Gox
- 世界中で利用可能:
Bitcoinは世界中で使える“グローバル通貨”となりつつあります。つまり、世界のどこにいても、1 Bitcoinは同じ価値を有しています。
多くの国でBitcoinの需要がある証拠に、こんなコンバーターがあります。
参考:CoinMill.com – 通貨のコンバーター
bitcoin charts
- 高い安全性:
クレジットカードや金融のソフトと比較して安全性が高くなっています。プライバシーはもちろん、オンライン上の資産も守られます。
どのように機能するのか?
- 分散型:
多くの通貨は中央銀行によって発行されます。例えば円は日銀が発行しますよね。それに対してBitcoinはオープンソースのソフトウェアを生成されており、透明化されています。つまり自由市場、というわけです。
- デジタルから生まれる:
Bitcoinはネットワーク上で、PCの演算処理能力を提供することで得る、いわば報酬のようなものです。これはマイニング(発掘作業)と呼ばれています。
Bitcoinの発掘作業は無料のアプリケーション“Bitcoin Miner”を利用して行われます。PCの処理能力が高ければ高いほど発掘能力を持てます。ただし現在ではWW1の軍拡がごとく、発掘者のマシンパワーが上昇しており、一般的なPCではほとんど掘ることができない、と言われています。
発掘の仕組みが分かるビデオはこちら。
- セキュア:
Bitcoinの発掘は、全てのトランザクションがネットワークを介して記録されます。つまり、重複や偽造が出来ないのです。
この記録はBlackchainと呼ばれているもので、トランザクションを確認できるページもあります。
参考:Bitcoin Block Explorer
Bitcoinを使うには?
- ストレージ:
Bitcoinを最も簡単に持つことができるのは、オンライン上の財布です。
- ローカルトレード:
Bitcoinを扱っているローカルの業者に対して、現金やクレジットカードと同じようにBitcoinで支払いすることができます。これはあなたがBitcoinを取り扱う場合も同じです。
- 世界規模の取引:
すでに何度か述べましたが、世界中の人々はBitcoinで売買を行っています。さらに取引所を使えば、オンライン上の財布に入っているBitcoinと、主要通貨を為替取引ができます。
まとめ
難しい言葉を使わず、簡単な言葉でBitcoinというものが紹介されていますね。ここで強調されているポイントは2点あったように思います。
- 安全性が高い
- 世界の統一された通貨になろうとしている
さらに、一歩進んだ勉強素材もあります。
基礎を抑えた上でこれを読めば、きっとBitcoinが理解できるでしょう。なぜ読んでみてください!