Facebookが、チェックインすることで無料でWi-Fiを使えるようになるサービス『Facebook Wi-Fi』の日本導入を本格的に考えているとGIGAZINEが報じました。
Facebook Wi-Fiの日本語ページも用意されており、本格導入の期待は高まります。
Facebook Wi-Fiとは?
過去にブログを書いたことが無かったか調べたのですが、見当たらなかったので、ここでまとめてみます。
まず、ユーザーは前述の通り、Facebook Wi-Fiを設置している店舗でFacebookチェックインを行うと、無料でWi-Fiサービスを使えるようになります。また、一度チェックインしたFacebook Wi-Fiのあるスポットへ行くと、自動的にチェックインを行うよう設定できます。
店舗側は、ユーザーがチェックインを行った際、ユーザーに対してFacebookページのクーポンやお知らせをシェアできます。さらに、ページに対して『いいね!』をすすめる画面が表示されるため、ファンの構築と、その後の関係を築くことの両方が実行可能です。
さらに、チェックイン回数が増えると、Facebookのモバイルアプリで表示される『近くのスポット』の上位に表示されやすくなります。
Facebookのレーティング機能
昨年の11月、“プレイス”のあるFacebookページに対し、レーティング機能が導入されました。これはユーザーレビューのレーティングが関係すると言われています。
チェックインを促すことでユーザーレビューを増やし、レーティング機能を十全に働かせたいという思惑もあるのではないでしょうか。
- 事業主の方はFacebook Wi-Fi申請をこちらから行うことができます。ご興味がある方はぜひ。
最後に
最後に、Facebook Wi-Fiのメリットについて、もう一度まとめてみます。
Facebook Wi-Fiのユーザー側のメリットは2点。
- チェックインすると無料でWi-Fiを利用できる
- 一度チェックインすると自動でチェックインできるようになる
店舗側のメリットは3点。
- ファンを増やすことができる
- ユーザーがコンテンツをシェアすることで、リーチを伸ばすことができる
- チェックイン回数が増えると『近くのスポット』の上位に表示されやすくなる
アメリカのAYTM社が調査したところでは、Facebook Wi-Fiが無い、通常の店舗でチェックインすることにポジティブな回答をした人は約34%であるのに対し、ネガティブな回答をした人は約65%にのぼります。
一方、Facebook Wi-Fiが利用できる店舗にチェックインすることにポジティブな回答をした人は54%、ネガティブな回答をした人は35%でした。
このことからも、Facebook Wi-Fiを導入した店舗のチェックイン上昇が期待できます。
一方で、GIGAZINEなどのメディアはユーザーのプライバシーに対する懸念も指摘しており、利用する際は念頭に入れておく必要がありそうです。
最後の最後に余談ですが、2020年の東京オリンピックに向けて、公衆Wi-Fiサービスの整備が必要だと言う識者がいます。海外の観光地は無料の公衆Wi-Fiサービスが整っている場所もあり、実際にロンドンオリンピックでは、そのWi-Fiを利用して写真などが多くアップロードされました。Facebookは世界最大のSNSで、アカウントを使って無料のWi-Fiが利用できるのであれば、多くの人が利用するようになるでしょう。後発的に普及させたいと望んでも、時既に遅し、となるかもしれませんね。