ソーシャルメディアを始めよう! 効果的にするために使っておきたい5つの無料ツール

ブログで書くことに困った? それならBLOG TOPIC GENERATORを使ってみよう!』で決めた今週のブログのお題4回目、今回は『ソーシャルメディアを使う上で、使用すべき5つのフリーツール』です。

ICT総研によれば、2012年12月末の日本人ソーシャルメディアユーザー数は4965万人にのぼっています。同時期の国内インターネット人口が9556万人なので、実にインターネットを利用している50%以上がソーシャルメディアを活用していることになります。インターネット上でマーケティングを行う上で、これだけの人数が集まるプラットフォームは無視できません。また、ソーシャルメディアは既存のプラットフォームと違い、双方向のコミュニケーションを取ることが可能となっているため、ユーザーと企業間の関係を、より親密にする手助けになります。

しかしソーシャルメディア運用を有益なものとするためには、投稿する時間とコンテンツをどうするかという管理と、投稿したものへの反応、自分達のソーシャルメディアアカウントについているファン層はどうなのかという分析など、多くのことが必要になります。

この障壁がソーシャルメディア運用を「何だか難しそう……」と思わせているのですが、世の中にはその問題を解決する、多くのツールがあります。今回はその中でも、無料で使えるツールを5つご紹介します。

ソーシャルメディア運用を始める

1. Buffer

Bufferはソーシャルメディアへコンテンツを投稿する際に、多く使われているサービスです。このサービスは、投稿・予約・分析が一カ所できるという利点があります。

特に分析機能は、場合によってサイトに導入したGoogle Analytics以上のデータを得られます。

  • クリック : 投稿したコンテンツが何クリックされたか
  • コメント : 投稿したコンテンツにいくつコメントがついたか
  • ポテンシャル : あなたのソーシャルメディア上のファン + そこから共有(Retweetや共有)した人のファン数

投稿できるソーシャルメディアは、以下の5つです。

  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • LinkedIn
  • App.net

ちなみにFacebookは次で紹介しますが、無料で優秀な分析ツールが備わっていますので、好みで使い分けてください。一画面で完結させたいのであれば、Bufferを使っても問題ありません。

Facebook、Twitterはもちろん、今後重要になると言われているGoogle+までカバーされています。LinkedInとApp.netは日本人ユーザーが少ないという現状もありますが、LinkedInはビジネスユーザーが多く、App.netはリテラシーの高いユーザーが集まっていますので、マーケティング戦略によっては活用するのもありでしょう。

Google ChromeやFirefoxなどのブラウザや、FeedlyのようなRSSから投稿できるようにする拡張機能を提供しており、コンテンツページから直接投稿の設定を行うことができます。活用する場合はぜひ入れてみてください!

2. Facebookインサイト

FacebookインサイトはFacebookページを作成した際に、無料で利用できる分析ツールです。

分かることは非常に多岐にのぼります。以下は、その一例です。

  • Facebookページのいいね!と、その変動
  • いいね!がどこで押されたか
  • 投稿のリーチの割合(オーガニックと広告)
  • 投稿に対する反応(いいね!やリンククリックなど)
  • ページへのアクセスの流入源
  • Facebookのファンがオンラインになっている時間
  • ファンの年齢や国といった人口統計情報

まずは、自分のページとファンについて認識することがFacebookページ成功の第一歩です。Facebookに投稿するコンテンツ、ひいては作成するコンテンツを最適化するために、有効に活用しましょう。具体的な利用方法を説明した記事がありますので、そちらもご確認ください。

3. Simply Measured

Simply Measuredはソーシャルメディアをファンを分析するツールです。有料のツールもありますが、これから始めようとする人は、無料版から始めましょう。例えば無料のTwitter分析では、以下の情報を取得することができます。

  • 自分のフォロワーと、フォロワーの平均フォロワー数
  • 自分のツイート数と、フォロワーの平均ツイート数
  • 自分のKloutスコアと、フォロワーの平均Kloutスコア
  • フォロワーのプロフィールに含まれている重要キーワード(例: Web, Facebook)
  • インフルエンサー
  • フォロワーのタイムゾーン

無料版で最も重要となる要素は、フォロワーのプロフィールにある重要キーワードでしょう。自分達が重要と考えているキーワードの含まれているフォロワーが多ければ現在の運用方針が正解であり、少なければ一度運用方針を見直すことをオススメします。なぜなら、分野を限定した情報を発信していれば、自然とその分野に興味を持ったフォロワーが増えるからです。

Simply Measuredの無料ソーシャルメディア分析ツールは、Twitterのフォロワー分析の他にも多数用意されていますので、ぜひご利用ください。

4. egobird

egobirdはiOSアプリですが、最も手軽にTwitterのモニタリングを行う方法です。モニタリングしたいキーワードを登録するだけで、そのキーワードをタイムラインで表示してくれます。このアプリからリプライ、リツイート、お気に入りなどを行うことも可能です。

ちなみにマルチアカウントにも対応しているので、公式アカウントと個人アカウントを登録しておくと、使い分けもできて便利です。例えば、製品についての評判を企業の公式アカウントでリツイートしてから、個人アカウントで返答するというような使い方もできます。

egobirdを使っていて「あ、これ便利だな」と思うのは、地味ですがNGワード・ユーザー機能です。検索をかけていると、定期的に同名のものについてツイートするユーザーがいたり、同名の他製品についてのツイートが散見することがあります。そのユーザーやワードをNG設定しておくと、NGに引っかかったツイートがタイムラインに表示されなくなり、モニタリングが一層捗るようになります。

実はegobirdについて、以前に書いたことがありますので、そちらも参考にしてみてください。

5. Swayy

Swayyは、ソーシャルメディアアカウントのファンが興味を持っている情報を集めてくれるサービスです。

基本的に英語の記事を拾ってくるので、そのまま投稿することは難しいですが、自分のファンがどのような情報に興味を持っているか把握するのはとても重要です。概要を日本語にして投稿したり、海外記事を元にブログを作成して投稿するといった方法も考えられます。

Swayyは情報収集の他に、投稿予約機能、分析機能などがあります。また、最近Google Chromeの拡張機能をリリースして、Swayyが集めてきた以外の記事も、Swayyから投稿できるようになりました。一番最初に紹介したBufferと同じような使い方もできるので、投稿の際は好みの方を使うとよいでしょう。

こちらも過去に記事にしたことがありますので、そちらも参照してください。

最後に

ソーシャルメディアは、今まで遠かった企業とユーザーの距離を近くしてくれるツールです。その最も大きなゆえんはソーシャルメディアで関わることによって、信頼が発生することにあります。

信頼を得るためのコミュニケーションへ、自分達の運用方法を最適化していきましょう!

(Photo: Social Media apps by Jason Howie)

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