今回は、以前ご紹介したフリマアプリの撮影方法について調査を行いました。ネットショップやフリマアプリなどの個人間の取引では、商品の写真が重要になってきます。商品の写真クオリティで、ユーザーの購買意欲が左右されるほど大事な部分です。
では、「Fril」と「メルカリ」ではどのような撮影サービスを提供しているのかご紹介します。
「Fril」と「メルカリ」の撮影サービスについて
「Fril」
「Fril」では、簡単に商品撮影テクニックを紹介しています。
- 背景 「白」または柄のない単調な色を使用すると商品が映える
- 光 太陽光を使い、白色の商品は明るめに、黒色の商品は暗めに設定すると色がきれいにみえる
- 撮影の角度・距離 ズーム機能は使用せず、中央から少しズラして撮影するとかわいくみえる
本人が着ている写真を載せるとユーザーがイメージしやすく、サイズ感もわかるので、 親切な対応といえるでしょう。また、写真の加工のやりすぎは、実物と大きく違ってしまい、トラブルの原因になってしまうので、「Fril」でも注意を促しています。
「メルカリ」
次に、「メルカリ」では以下の撮影サービスを提供しています。
- フィルターの加工
- 鮮明度
- 明るさ
- 彩度
- テキスト入力
- 画像の回転・反転
普段使っているカメラアプリのように詳細に加工設定ができるようです。また、自分が過去に撮影した写真を選択することもできます。
こんな撮影方法を考えてみた
どのように商品を撮影すれば、ユーザーの購買意欲があがるのか独自に調査してみました。
1.洋服
折り畳んだ洋服をたくさん並べて撮影してみました。最初に載せたりする掴みの写真としては、ユーザーの目をひくかもしれません。洋服は、あまり加工せず全体の写真を一枚撮影し、詳細を何枚か撮影する方法が適しています。また、実際に自分が着てみた写真もあるとより良いので、なるべく載せるようにしましょう。
2.靴
色味のある靴下で、靴に目がいくコーディネートで撮影しました。靴を置いて様々な角度から撮影するのが、一般的かもしれませんが、実際に履いた写真を載せてユーザーにイメージしやすい工夫をしました。
3.小物
アクセサリーやキーホルダーなどの小物類は、全体やアクセサリーのチャームの部分などをアップで撮影し、周囲をぼかすとかわいくみえます。フェルトの小物で、実際に撮影してみました。アクセサリーなどは、実際につけて首もとなどの写真も撮影すると良いですね。
また、小物類は遊び心を加えて撮影することもできます。商品の詳細写真としては、劣りますが、商品を紹介するページで写真の最後の方にこっそり載せておくのもおもしろいかもしれません。ユーザーの目をひく写真を載せることで、多くの人の目にとまり宣伝効果が生まれます。
3つの撮影方法を提案してみましたが、自分が購入する側になり、ユーザーの目線で撮影することが大切だと考えます。また、撮影し商品を販売するだけではなく、自分のオリジナリティを写真や梱包などに発揮すると、他のオーナーと差をつけることができ、集客率アップに繋がるでしょう。
- 商品の全体写真
- 商品の柄や特徴的な部分をアップした写真
- 商品の後ろの全体写真
- 商品のボタンや金具など機能面をアップした写真
- 実際に付けたり、着たりした写真
商品を撮影する際の注意事項をまとめてみました。以上のような点を心がけて、フリマアプリを利用してみてほしいと思います。
最後に
フリマアプリを利用する際の撮影方法を提案してみましたが、ぜひ色んな撮影方法に挑戦してみてください。商品の写真クオリティで、購買率が上がれば、売り上げアップに繋がります。その後の梱包やメール通知などのアフター・ケアなどが丁寧であったり、充実しているとリピーターの増加に繋がります。
また、商品写真や梱包などにオリジナリティを発揮することで、より多くの売り上げと集客率が見込めるでしょう。さらにユーザーに気に入ってもらえれば、口コミでの宣伝効果を得られる可能性もあります。
フリマアプリの撮影方法について調査してきましたが、ただ商品を販売するだけではなく、購入してくれるユーザーのことを考えた販売方法が大切だと考えます。思いやりや親切、丁寧な販売を心がけ、人との繋がりを大切にすることで、より良い市場が築けるのではないでしょうか。
(Photo: Jaho online by Henry Zbyszynski)