Squareが新しく”Square Pick”と呼ばれる「食べ物の注文アプリ」をテストしているとPriceonomicsが報じました。
現在、サンフランシスコのレストランでテストが行われているようです。
手順は非常に簡単で、このアプリを通じて注文を受ける店舗は、メニューの登録を行います。あとはユーザーが位置情報をオンにして、近くにあるSquare Pickに対応した店舗を検索し、食べたいメニューを決め、決済を行います。決済を行ったユーザーは店舗を訪れて、注文した食べ物を受け取れます。ただ、決済がアプリ上で行えるのか、という点についてはPriceonomicsには書かれておらず、はっきりとは分かりません。
Priceonomicsは、これと同種のアプリにOrderAheadというアプリがあると指摘した上で、Squareには以下のような優位点があるとしています。
- 数万のSquare加盟店がメニューのアップロードを行っており、これらの店舗はSquareのPOSシステムを利用している
- SquareのPOSシステムを利用している加盟店は、Square Pickupにすぐ対応することができる
- (OrderAhead以外の今後出てくる競合と比べて)Squareは決済手数料でお金を取るビジネスモデルであり、他のところでお金を取らないと予想できるため、利用しやすくなっている
OrderAheadは昨年の3月の段階で600件が加盟していたそうですが、Square Pickははるかに多くの店舗で利用できる可能性があります。対応店舗数はこの手のサービスの普及に大きく関わってくるところなので、正式にリリースされた後の展開にも注目です。
調べてみると、日本にはこの種のアプリが無いようです(あったらコメントで教えてください!)。日本は現金決済の文化が根付いていますが、アプリで決済して店舗で受け取る、というアプリが上陸したときにどんな反応があるのでしょうか。
新しい情報が入り次第、お伝えします。