日本でも多くの人が利用しているLINEー。電車の中で、LINEを使ってトークしている人を多く見かけます。トークには、スタンプ機能が備わっており、より会話を表現豊かにしてくれます。一度は使ったことがある人も多いのではないでしょうか。しかし、多くのスタンプは課金制で無料スタンプにも限りがあります。LINEの需要が大きくなる中、スタンプを自分で作ってみたいと思う人が増えているのではないでしょうか。
今回は、そのLINEスタンプを自作できる「LINE Creators Market」をご紹介します。
自作スタンプが販売できる「LINE Creators Market」
LINE Corporationは、2月26日に自作スタンプを販売できる「LINE Creators Market」を発表しました。今春からサービスを展開する予定です。サイトには、『求む!スタンプクリエイター COMING SOON!』と大きく書かれており、3つのポイントが簡単な説明になって記載されています。
POINT 1
LINEアカウントがあれば、すぐに登録ができます。
職業、年齢、プロ、アマチュア、個人/企業を問わず、誰でもLINE Creators Marketに参加できます。
POINT 2
あなたのオリジナルスタンプが販売できます!
スタンプの売上の50%がクリエイターに配分されます。多くの国の人たちに利用されているLINEウェブストアでスタンプを販売してみよう。
POINT 3
世界3億人を超えるLINEユーザーにあなたのスタンプを使ってもらおう!
スタンプの制作については、ガイドラインをご覧ください。
POINT1で、LINEアカウントを持っていれば、LINE Creators Marketにクリエイター登録を行い、スタンプの審査を通過すれば、販売が開始されるようになっています。販売価格は1個100円で、売上は50%が登録した口座に振り込まれます。サービスが開始されるまでに、販売したいスタンプ画像を予め準備しておけば開始とともに販売ができるので、自作スタンプを販売したい方は今から準備をおすすめします。
「LINEスタンプのご利用方法」に5つのステップでわかりやすく記載されていましたので以下に記しておきます。
- クリエイター登録
- スタンプとテキスト情報の登録
- スタンプの審査
- 販売開始
- 売り上げの受け取り
では、POINT3の「ガイドライン」スタンプ制作に必要なものについてみていきましょう。
自作スタンプ制作の際に必要なもの
画像(10px程度の余白が必要:赤いライン参照)
1. メイン画像(必要数:1個/フォーマット:PNG/サイズ:W 240×H 240 pixel)
そのスタンプの顔ともいえる画像になります。
2. スタンプ画像(必要数:40個/フォーマット:PNG/サイズ(最大):W 370×H 320 pixel)
実際にスタンプとして使う画像です。
3. トークルームタブ画像(必要数:1個/フォーマット:PNG/サイズ:W 96×H 74 pixel)
トーク画面でスタンプを選択する時に使う画像です。
画像は合計で、42個必要になります。メイン画像とトークルームタブ画像については、スタンプ画像で使われる画像を応用する場合が考えられるので、最低でも40個は作らなければなりません。写真やイラストとしては見づらいもの、日常会話では使用しない、あるいはできないようなスタンプは不向きとされ、審査を通過しないでしょう。シンプルで喜怒哀楽がわかりやすいスタンプが推奨されるようです。コミュニケーションが豊かになるようなスタンプが増えることを望みます。
テキスト
- クリエイターの名前(50文字以内)
- スタンプタイトル(40文字以内)
- 商品説明分(160文字以内)
- Copyright(英数字のみで50文字以内)
テキストは、販売する際の画面で必要になります。ユーザーがスタンプを購入する判断材料の1つになると考えます。
最後に
LINEという身近なアプリで自作スタンプが制作可能になることで、制作の自由の幅が広がりつつあると感じました。企業が提供するという一方通行のマーケティングではなく、ユーザーを巻き込み参加型にすることで、ユーザー自体も楽しむことができ、ユーザー同士の繋がりも広がり、より一層新しい発展を見込むことができると考えます。