アメリカの10代を中心に一瞬で写真が消えてしまうメッセージングサービス「Snapchat」が流行しています。2013年11月には1日のメッセージング量が4億通を突破し、利用者は3000万人に達します。
そのSnapchatも日本ではまだ利用者が少ないのが現状です。しかし、Snapchat風なアプリが無いのかといえば、そうでもありません。日本発のSnapchatアプリをご紹介します。
Snapchat風アプリ
1. muuk
今年Mixiが提供を始めたサービス。「MixiがSnapchat風アプリ?」として話題を呼びました。表情を共有することを最も大きな目標に掲げています。リリース1日で登録者数は1万人となり、女子高生を中心にプチブームしているようです。
2. 5sec snaps
DeNAが提供するサービス。名前の通り、5秒経過すると画像が消えます。撮影した画像にフィルターをかけたり、文字を書き加えられるのが特徴で、写真を共有するというよりプリクラを共有する、という方がニュアンスに近そうです。
3. Yahoo! コミュカメラ
Yahoo!が提供するサービス。秒数制限ではなく、一度見たら消えるというタイプのようです。加速度センサーを利用しており、スマートフォンを振ると「いいね!」をつけられます。撮影した画像はカメラロールに残すこともできるので、スマートフォン内に保存しておけます。
4. SeeSaw
リクルートが提供するサービス。Snapchatのように表示できる制限時間を最大8秒間で自由に設定できます。その他手描き機能など、基本的な機能が抑えられています。LIGのブログに紹介する記事がありましたので、そちらもあわせてどうぞ。
5. flapp
フルセイルが提供するサービス。上記の4つはアプリを通じて送信、もしくはソーシャルメディアへのシェアで見せることができましたが、flappはアプリでアップロードを行ってソーシャルメディアでシェアのみ行えます。公開する最大人数や、制限時間(24時間保存など)を決めることができ、不特定多数に見られる可能性があっても“チラ見せ”というSnapchat風のコミュケーションは健在です。
最後に
最初に書いた通り、日本では本家Snapchatがあまり利用されていないので、一瞬のコミュニケーションに需要があるとすれば、このあたりのアプリが広がってくるかもしれません。
ただ、どのアプリもGoogle Playのダウンロード数を見た限りでは、それほど多くのダウロードがされていないようです。最も多いのはmuukの1万〜5万DLでした。これは自撮りに抵抗があるわけではないと思います。ツイキャスは大学生の半数に利用されていますし、「顔出し配信」を行っている人は多くいます。つまり、自分を撮ることに抵抗があるからダウンロードされていないわけではなく、認知が薄いか、そもそもこのコミュニケーションに需要が無いかの2つですが、この点は今年いっぱい見守ってみましょう。
(Photo: Selfie at The Top of The Rock by mollybob)