ウェブサイトで集客を行おうと考えたときに、Call to Action(CTA: アクションを促すこと)は必須です。このCTAを通じて見込み顧客を得られますが(コンバージョン)、ここでコンバージョンをより増やすためには最適化を行わなくてはなりません。
その最適化には文言、配置、デザインなど様々な要素が絡んできます。
KISSmetricsが公開した色が購買活動にもたらす影響をインフォグラフィックとして公開しています。今回は、そのインフォグラフィックを参考にして、色の重要性見てみましょう。
色が購買活動に与える影響
各部分の要点を抄訳します。
データ
- 購買活動に最も強い影響を与えるのは視覚で、においなどとは比べ物にならない割合を占めています(92.6%!)
- 研究によれば、人々は製品を見て90秒以内で潜在的に購入するか否かを決めており、その決定の基調となるものは色彩情報
- 金額が大きなものになると、2/3の消費者は好みの色で提供されていない製品を購入しない
ケーススタディ
- Performable : CTAボタンの色を緑から赤へ変えたところ、21%コンバージョンが増加した(PerfomableはHubSpotに買収されています)
- Ript : CTAボタンを緑から黄色(+ボタンの文言の微修正)に変えたところ、売上が6.3%上昇した
- Heinz : ケチャップのボトルにある自社の署名を赤から緑に変えたところ、7ヶ月で売上が2300万ドル(約23.5億円)となり、過去最高の売上を記録した
ウェブサイトで使うべき色は?
- 【興味深い事実】なぜウェブサイトのハイパーリンクは青なのか? : 赤と緑は色覚異常の影響を受けやすい一方、青はそれほど大きな影響を受けません(Wikipediaの色覚異常も参照)。つまり、ほとんどの人が青を正しく認識できるのです。ウェブサイトのハイパーリンクがデフォルトで下線付きの青なのは“幸運”と言えます
- 女性が好む色 : 青、紫、緑
- 女性が好まない色 : オレンジ、茶色、灰色
- 男性が好む色 : 青、緑、黒
- 男性が好まない色 : 茶色、オレンジ、紫
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Source: How Colors Affect Conversions – Infographic
最後に
ウェブサイトの場合、視覚的な情報に頼らざるをえないシーンが多くあります。その視覚的な情報の中でも最も重要視されるのは色で、最も入念にテストをする項目のひとつにあげられますね。また、ハイパーリンクの色の項目にもあったように、色によるアクセシビリティにも気をつける必要があるでしょう。
みなさんのウェブサイトの色はどうなっていますか? ユーザーの好む色と照らしあわせて見てみると、コンバージョンが上昇するかもしれませんね!
(Photo: Color Pencils by Steven S.)