6月10日、ZDNetがWindows 7がデスクトップOSシェアで50%を超えたと報じました。
この記事が引用しているサイトはNetMarketShareです。引用元ページを見ると、Windows 7が50.06%でトップ、2位にWindows XPが25.27%と続いています。Windows XPは今年4月にサポートを終了し、セキュリティ上の問題に晒される可能性が高くなります。可能だけ早く、OSのアップデートを行うことをオススメします。
さて、そのWindows XPは日本でどれくらい使われているのでしょうか? 気になったので、参考までにハイベロシティのトラフィックを見てみました。
XPのシェアはどうなっているのか?
まずは4月1日から6月10日までのシェアを、%で見ていきます。Windows 7が圧倒的に多くなっているのはNetMarketShareと同じです。8.1のシェアが多くなっていますが、比較的リテラシーが高い人達を読者層と想定していますので、最新のものが多くなるのは想像通りです。
次にXPがきていますが、これは約7%です。数日間とはいえサポート期間中のアクセスを含んでいるものの、7%の方はセキュリティ上の問題が発生しないうちに変えておきましょう!
その他には2000やNTなどがありました。こちらは10年近く前にサポートが切れているので、XPよりも深刻に変えることをオススメします。(Windows OSだけで見ても0.04%という、ごく少数派ではありましたが)
次は、トラフィック全体で見たXPの割合推移です。トラフィックのおよそ50%がWindowsのものなので、OSを全て含めると上記図を半分にすると大凡正解です。4月1週目はサポート終了前だったのですが、終了した2週目から徐々に減少を続けています。6月1週目は急に増加していますが、今週は平時に戻っています。
ちなみにOSを多い順にトップ5を並べると、Windows 7、iOS 7.1.1、Mac OSX 10.9、Android 4.2.2、Windows 8.1でした。iOSとAndroidはFacebookからの流入が多いようで、ソーシャルとモバイルの相性の良さが感じられます。また、どれも最新のOSばかりで、ユーザーのリテラシーは想像通りなのかな、と思います。(それだけに、ハイベロだけのデータを見て、日本XPユーザーは全体の2%と断じることはできませんが)
最後に、気になるところでInternet Explorerを調べてみると全体の0.09%でした。IE6のサポートも、XPと同日に終了していますので、セキュリティ上の不安があります。また、ハイベロシティのサイトはIE6に対応していませんので、アップデートを行うか、別のブラウザのご利用をお願いします!
みなさんのウェブサイトでは、XPユーザーはどれくらいいますか? もしよかったら、コメントで教えてくださいね!
(Photo: Unboxing my new HP, NYC, 5/17/08 – 30 of 34 by Rob DiCaterino)