Facebookは、ユーザーに表示される広告の関連性を上昇させるアップデートを発表しました。今回のアップデートは、まずアメリカで近日中に適用され、その後世界でも適用されるとのこと。
今回のアップデート内容は大きく2つに分かれています。
- ユーザーが表示される広告のコントロールが可能に
- 表示する広告を決定するソースの範囲を拡大
今回はどんなアップデート?
ユーザーと広告の関連性を上昇させる
Facebookは、今回のアップデートを分かりやすくするために、ユーザーがテレビを買うときの行動を例にあげています。
一般的なインターネットユーザーは、テレビの購入を考えたとき、様々なことを調べます。自分の求めている機能があるテレビはどれか、その機種の口コミはどうか、価格はどうか……等々。日本であれば価格コムやAmazon、ヨドバシカメラなどのウェブサイトやモバイルアプリを使って調べるのではないでしょうか。
閲覧したウェブサイトやモバイルアプリの情報を参考に、Facebookが表示する広告を調整すると述べています。いわゆる行動ターゲティング広告ですね。
このようなウェブサイトやモバイルアプリでのアクティビティを広告に利用されたくない場合は、Digital Advertising Alianceが提供するツールや、iOSとAndroidアプリでオプトアウト(拒否)を設定できます。
なぜ広告が表示されているのか分かるように
広告の投稿メニューを開くと、「Why am I seeing this?(なぜこれが表示されているの?)」という項目が表示され、タップすると、広告主がどのようなターゲティングを行っているのかが分かります。
例えば、Facebook Newsroomに載せられた画像には、このように記述されています。
この広告が表示された理由は、Acme Home Theaters(広告主)が、テレビに興味を持っている人へリーチしたいと考えているためです。これは、あなたがFacebookでいいね!を押しているページに基いています。
その下にはAd Preference(広告の選択)が表示され、ここでは広告の種類の表示/非表示を選択できます。上記の例であれば、テレビに興味を持った人にターゲティングした広告を非表示するよう設定することで、今後似たような広告は表示されなくなります。
また、Ad Preferenceの一番下にある「View and manage your ad preference」から表示/非表示の管理を行うことができます。
簡単な内容については、こちらの動画をご覧ください。
アメリカ以外の国での導入はもう少しかかるようですが、Facebookもついに行動ターゲティング広告へ踏み切りましたね。ユーザーが欲している可能性のあるものに対して、広告によってより直接的な販促がしやすくなりました。
日本での導入が始まり次第、続報をお伝えします!