6月16日LINE Corporationより、「NAVERまとめ」の「まとめ1dayジャック」という広告サービスの提供が開始されました。今回は、「まとめ1dayジャック」の広告枠のデザインを見ていきたいと思います。
「まとめ1dayジャック」
この「まとめ1dayジャック」では、PCサイトとスマートフォンサイトの「NAVERまとめ」内に全面的に広告枠をジャックできるサービスとなっています。また、1つ1つの記事にも上下に広告枠が表示されるので、検索からダイレクトに記事に飛んできたユーザーにも広告を見てもらえるようになっています。
「まとめ1dayジャック」の料金は、1日800万円で、1日に約2,500万回も広告を見てもらえるため、1日という短期間でも「NAVERまとめ」を利用しているユーザーの多くに知って貰えると考えます。
デザインの視点から考える
広告枠のデザインですが、”スラッシュデザイン”というものを採用しているようです。
各記事や見出しの視認性を確保しコンテンツとの親和性を保ちつつ、ユーザーに強い印象を与えるために、サービス画面とバナーを斜めに仕切るスラッシュデザインを採用、インパクトのある広告クリエイティブを実現しています。
(LINE Corporation より)
上下の広告を斜めに切ることで、目線の導線が”Z”の形のようになることから、最初と最後に広告の印象を与えるだけではなく、自社のサービスであるまとめ記事も見てもらえるようなデザインになっています。また、スマートフォンサイトでは記事を送る際、上の広告部分が記事と同時に流れていくため、下の広告部分が残され、”Z”の導線が確保されています。このため、全面的な広告ジャックでもまとめ記事を邪魔することなく、スムーズに閲覧でき、且つ広告宣伝にも繋がっていると考えます。
PCサイトでも上下と右側に大きく広告枠が宣伝されています。右側の広告枠によって、スクロールしてもしばらく広告が表示されます。
6月16日から6月23日まで、「まとめ1dayジャック」第1弾としてスマートフォンゲームアプリ「クラッシュ・オブ・クラン」が全面ジャックしています。
最後に
ただ単に広告枠を大きく設定し、宣伝するのではなく、自社サービスとの連携や広告の見せ方などを考えた上で、デザインすることによって、ユーザーにより見やすいページと広告による大きな印象を与えることができると考えます。上下に広告枠があるので、広告を間違えて押してしまうこともあるかもしれませんね。