2013年9月20日にNTTドコモから「iPhone」が発売され、国内3社の大手携帯電話事業者から「iPhone」が購入できるようになりました。日本では、68.7%の人が「iPhone」ユーザーです!今回は、日本と世界の「iPhone」と「Android」の普及率についてみていきたいと思います。
日本は「iPhone」大国
電車に乗っていると、暇つぶしにスマートフォンを操作している人をよく見かけますが、そのほとんどの人が「iPhone」を使っているのがわかります。日本の「iPhone」普及率は、68.7%と半数以上に上る結果が出ています。その点「Android」は、30.5%とスマートフォンユーザーの3分の1の割合しか利用されていません。
(カンタージャパン より)
「日本だとiPhoneが人気だし、世界でもiPhoneは人気なのかな!」と世界中の人が「iPhone」を使っているのかと思ってしまうかもしれませんが、実際は日本とは真逆の普及率になっています。
世界では「Android」!
カンタージャパンによると、世界でのスマートフォン事情は「Android」の普及率が圧倒的に高いことがわかっています。スペインに関しては、86.6%の人が「Android」を利用しており、日本とは普及率が正反対です。
(カンタージャパン より)
では、なぜ日本だけ「iPhone」大国になってしまったのでしょうか。
それは、端末の価格にありました。日本では、「iPhone」も「Android」も同じくらいの価格で販売されており、同じ値段ならカバーの種類が豊富で、関連商品が多く人気の「iPhone」を買おう!と思います。しかし、海外では「iPhone」より「Android」の方が安く販売されているのが現状です。海外では、「iPhone」は高級品なのです。
以下の図は、世界の平均月収と「iPhone5 16GB」を比較したものです。世界の平均月収から考えると「iPhone」を購入することは難しいことが伺えます。
(「Appleが廉価版iPhoneを販売しなければならない理由」/ AppBank より)
「Android」で人気のある「Samsung」「LG」「Nokia」と「iPhone」の値段を国別で、比較したものになります。あまり値段の差は大きくありませんが、海外の方が「Android」の価格が若干低いようです。
(Amazon検索結果 より)
最後に
日本では、「iPhone」のブランド力の効果が大きく表れていると感じました。また、世界では「iPhone」は高級品であり、多くの人は安価な「Android」を利用していることから、日本と世界の収入が関係していることがわりました。スペインの「Android」普及率86.6%のように、日本も「iPhone」普及率が80%を超える時代がくるのかもしれません。
(Photo: LG G2 mini vs iPhone 5s by Maurizio Pesce)