Googleで何かを検索する時、Googleのロゴマークが変わっているのをみたことありますかー?それは、「Doodle」といって、記念日や祝日などによって、Googleのロゴデザインが変わるようになっています。今回は、この「Doodle」のおもしろいデザインをご紹介します。
Doodleってなんだ?
「Doodle(ドゥードゥル)」とは、”いたずら書き”という意味があり、世界の記念日や祝日、著名な画家や科学者などの生誕何周年などといった日に「Google」検索ページのロゴマークのデザインが変わります。毎回デザインには、「Google」の文字が入っており、検索をしにきた人を楽しませる工夫が凝らしてあります。また、デザインされたロゴをクリックすると、記念日や著名人の検索結果が表示され、今日が何の日なのかを知ることができます。
Doodleはいつから始まったの?
(バーニングマン フェスティバル / Doodle より)
1998年、創設者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが、ネバダ州の砂漠で1週間に渡って開催される”バーニングマン・フェスティバル”に参加していることを伝えようと生み出されました。このデザインによって、ユーザーに創設者の2人が外出していることを伝えることができます。2000年、当時インターンだったデニス・ホワンが作成した”フランス革命記念日”のデザインが、ユーザーに好評だったため、その後様々な記念日のデザインが登場しました。
Doodleおもしろいデザイン
「Doodle」は、1998年から現在まで、様々なおもしろいデザインが作られてきました。そのデザインは、日々進化をとげており、ユーザーを楽しませています。年代順に見ると、デザインの移り変わりが伺えます。
では、「Doodle」のおもしろいデザインをみていきましょう。
2008年6月6日「ディエゴ ベラスケスの誕生日」
(Doodle より)
幼いマルガリータ女王が描かれている有名な絵画にも「Google」が潜んでいます。奥の鏡には、「Google」の”o”が映っており、遊び心が垣間見えます。
2009年5月20日「ダーウィニウス マシラエの化石発掘」
(Doodle より)
「Google」が化石で発掘されました。「Google」の”oo”の部分が、4700万年前に生きていたとされる初期の霊長類「ダーウィニウス マシラエ」になっています。
2009年6月6日「テトリス 25周年(協力:Tetris Holding, LLC)」
(Doodle より)
“l”がちょうど落ちてきて、空いている部分にはまればうっすらと見える「Google」の文字が完成します。2008年6月6日は、「ディエゴ ベラスケスの誕生日」でしたが、2009年6月6日は「テトリス25周年」になっています。
2009年7月7日「ピノキオの出版記念日」
(Doodle より)
有名なピノキオも「Google」ロゴと一緒に描かれています。一目見ただけでは、「Google」と書いてあるのかわかりづらいですが、色や微妙な形で「Google」を表しています。ピノキオは「Google」の”l”でしょうか。このロゴは、イタリアでのみ表示されました。
2009年10月7日「バーコードの発明」
(Doodle より)
ロゴがすべてバーコードになってしまいました。一見「Google」の文字は確認できませんが、バーコードリーダーで読み取ると「Google」に繋がるので、ぜひ試してみてください。
2010年10月31日「葛飾北斎の誕生日」
(Doodle より)
日本でのみ表示されたロゴになります。誰もが1度は目にした「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の木版画と「Google」が絶妙なコラボレーションを遂げています。
2011年4月16日「チャーリー チャップリン生誕122周年」
(Doodle より)
日本では、表示地域に入っていませんでしたが、チャップリンのショートストーリーになっています。チャップリンが「Google」新聞を読んでいるシーンから始まり、ストーリーの中に度々「Google」ロゴが入ってきます。
2012年2月22日「ハインリヒ ルドルフ ヘルツ生誕155周年」
(Doodle より)
「Google」の文字ではなく、色で「Google」を表しているのが特徴的です。電磁波の波が、文字の形を連想させるように緩やかなカーブを描いています。
2013年1月9日「ロンドン地下鉄「チューブ」開通150周年」
(Doodle より)
表示地域はイギリスのみで、「Google」ロゴはその国だけの記念日も祝ってくれます。地下鉄の路線図が、「Google」の文字になっており、路線図は実際の路線図と似せてデザインされています。
2013年1月26日「2013年共和記念日」
(Doodle より)
一見、どこに「Google」の文字があるのか探してみると、トラの模様の中に隠れているのが伺えます。他の縞模様や周りの柄とデザインが統一されています。表示地域は、インドのみでした。
このように「Doodle」には、ユーザーを楽しませるデザインがたくさんあります。しかし、よりユーザーを楽しませるユーザー参加型の「Doodle」が存在します!いくつかご紹介します。
2010年5月21日「パックマン誕生30周年」
(Doodle より)
”Insert Coin”を押してスタートします。キーボードの上下左右で、パックマンを操作します。しっかり遊べるので、「Google」ロゴだと途中で忘れてしまいそうです。
2011年2月8日「ジュール ヴェルヌ生誕183周年」
(Doodle より)
右のレバーで、上下左右操作することで、潜水艦で海の中へ潜っているような体験ができます。何も操作しないとそのままゆっくり浮上していきます。美麗なイラストを「Google」窓から眺めることができます。
2011年6月9日「レス ポール生誕96周年」
(Doodle より)
レスポールギターを弾くことができます。また、録音もできるので、音楽好きには検索を忘れてじっくり遊ぶことができてしまいます。
2012年5月23日「ロバート モーグ生誕78周年」
(Doodle より)
“MIXER”などが備わっており、より深くのめり込んで遊べます。「Google」の文字もしっかりデザインされており、遊び心とデザイン性の高さを伺うことができます。
2013年11月23日「ドクター・フー生誕50周年」
(Doodle より)
イギリスのSFテレビドラマとして放映された作品です。再生ボタンを押して、キャラクターを選択するとゲームが始まります。ロボットにぶつからないようにキャラクターを動かして、「GOOGLE」の文字をゲットしていきます。
2014年5月19日「ルービック キューブ」
(Doodle より)
マウスかキーボードで、ルービックキューブを動かすことができます。普通のルービックキューブとして、遊ぶことができます。こちらも検索を忘れて遊んでしまいそうです。
最後に
「Doodle」は、いかがでしたでしょうか。検索にきたユーザーを楽しませるデザインが随所に散りばめられていました。ユーザー参加型では、本来の検索目的を忘れて遊んでしまう程、作り込んであります。時間がある際は、「Doodle」で、遊んでみるのも楽しいかもしれませんね。
(Photo: google me felicito tambien!!!!! by jacinta lluch valero)