webサイト制作、webサイト構築を行う上で、必ず出てくるキーワード「SEO」。前回の続きだ。今回は、Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの「SEOの基礎」に分類されている内容から考察していこう。
SEOの基礎では「適切なページタイトルを付けよう」と「descriptionメタタグを設定しよう」が取り上げれている。この2つが如何にSEOに影響をもたらしているかが伺える。今回は「適切なページタイトルを付けよう」から見ていきたい。
以下、Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドに書かれている詳細及び個人的に注目するポイントをまとめて整理している。Google 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの補足として利用してほしい。
適切なページタイトルを付けよう
ページタイトルはtitleタグで指定する
ページタイトルとは、サイトの訪問者と検索エンジンの双方にそのページのトピックが何であるかを伝えるもので、titleタグで指定します。titleタグは、HTML文書内のheadタグの中に配置します。サイト内のページには、それぞれ固有のページタイトルを付けることが理想的です。サイト内のページには、それぞれ固有のページタイトルを付けることが理想的です。
<html> <head> <title>フラワーギフト通販 ブルーメ|季節の花を全国へお届け </title> <meta name=”description” content=”花と観葉植物を扱うオンライン専門ショップ。母の日、誕生日、結婚記念日など、特別な日のプレゼントに最適なフラワーアレンジメントやプリザーブドフラワーを多数取り揃えています。全国無料配送可、当日配送も承ります。”> </head> <body>
ショップのサイトのトップページに付けられたタイトルには、サイト(会社)名と主なコンテンツの概要が含まれています。
ページタイトルの内容は検索結果に表示される
検索結果ページにサイトが表示されるとき、通常はページタイトル(titleタグの内容)が検索結果の一番上の行に表示されます(Googleの検索結果をよく知らない方は、Googleヘルプセンターに記載されているGoogle検索の基本:検索結果の見方をご覧ください)。また、検索キーワードに一致する語句がページタイトルに含まれている場合は、その語句が太字になります。これによってユーザーは、そのページが検索キーワードに関連しているかどうかを把握しやすくなります。
[ギフト 花]という検索キーワードで検索されたとします。検索結果にショップのサイトが表示され、ページタイトルが1行目に表示されます。このとき、ユーザーが使用した検索キーワードと一致する単語は太字になります。
ユーザーが検索結果のリンクをクリックしてページを訪れると、ページタイトルはブラウザの最上部に表示されます。
*ただし、Google Chromeをご利用の方はご存じだと思うがウィンドウタイトルは小さくほぼ読めない。PCベースで日本語では10文字程度しか表示されないと考えておこう。
トップページのタイトルには、サイトや会社の名前を載せることに加え、会社の所在地、主要な取扱商品などの重要な情報を含めましょう。サイトの深い階層にあるページについては、サイト(会社)名に加えて、各ページの内容を適切に表現したタイトルを付けることが望ましいです。
[ギフト 花 ガーベラ]という検索キーワードで検索されたとします。サイトの中から検索キーワードに関連する、深い階層にあるページが検索結果に表示されました。このページには、ページの内容に合った独自のタイトルが付けられています。
用語解説
検索エンジン:インターネット上に存在する情報を、キーワードなどで検索する機能およびそのプログラムのこと。
HTML:HyperText Markup Languageの略で、ウェブページのドキュメントを記述するための言語。文書やハイパーリンク、画像の埋め込みなど、ウェブページの基本要素を指定する。
headタグ:HTML文書のヘッダを示す要素。この要素の内容は、ブラウザ上には表示されない。
検索キーワード:Googleで検索するときに、ユーザーが入力する単語または複数語のこと。
ポイント
ページの内容を適切に記述しよう
ページの内容を効果的に伝えるタイトルを選びましょう。
・ページの内容に無関係なタイトルは付けない
・「無題」「ページ1」のような初期設定のタイトルやあいまいなタイトルにしない
各ページに固有のタイトルを付けよう
それぞれのページには固有のタイトルが付いていることが理想的です。各ページがそれぞれどう違うのか、Googleの検索エンジンがより良く理解する手助けとなります。
・サイトの大部分のページ、またはすべてのページに同じタイトルを使わない
簡潔で説明的なタイトルを付けよう
短くてもページの内容がしっかり伝わるタイトルを付けるように心がけましょう。タイトルが長すぎると、検索結果にはその一部しか表示されません。
・ユーザーのためにならない、極端に長いタイトルは使わない
・titleタグに不要なキーワードを詰め込まない
さてこのtitleの書き方だが、このガイドラインに従いGoogleのウェブマスターツールではユニークなtitleでないと警告を受ける。(Googleウェブマスターツールについては後日また整理して書きます)。またhubspotのツールでは半角75文字以下を推奨している。ちなみに弊社のブログだが、正直あまり文字数について考えたことがない。見た目重視だ。つまり、チェックツールを使うといつも怒られるわけである。「怒られたくない」「もっと効果を上げたい!」という人は下記のブログがオススメだ。
SEOのエキスパートの鈴木さんのブログ海外SEO情報ブログの情報では下記のように記されている。
Titleタグは、内的SEOにおいてもっとも重要な要素の1つです。
GoogleのTitleタグの文字数制限は通常、半角で65文字前後、全角だとその半分で32文字前後になります。
文字数制限を越えた部分のTitleタグの残りは、「…」で省略されます。
WebmasterWorldでのスレッドによれば、たとえ省略されたとしても、GoogleはTitleタグのすべてを認識して評価対象に含めてくれるようです。
http://www.suzukikenichi.com/blog/does-google-see-long-title-tag/
またSEOや検索マーケティングなど、サーチエンジン関連の情報を専門に取り扱う「ソーシャルニュースサイト」のSphinn Japan(スピン・ジャパン)の藤井さんの記事「SEOなタイトルの付け方5つのポイント」では下記のような説明がなされている。
キーワードは盛りすぎないで
タイトルにはキーワードをたくさん入れたくなりますけど、検索結果は途中経過で、目的に合った内容をヒトへ伝えなければ意味がありません。タイトル=キーワードではなく魅力的なフレーズにすることが大切です
文字数に制限があると考える
「タイトルだけでも内容がわかるように」は基本ですけど、伝えたいことをぜんぶ書こうとすると、長すぎて表示が切れられてしまいます。
内容を超えず、狙いすぎない
タイトルは内容と合っているだけでなく、内容を超えたフレーズにしてはいけません。たくさんクリックしてほしい気持ちはわかりますけど、やりすぎると検索ユーザーに反感を持たれてしまいます。
書きはじめや説明文も考えて
規模がちょっと大きめになると、お店のページはデザインやレイアウトを考えて、A/Bテストで効果測定の流れになりますけど、そこまで大がかりではないページはテキストの書き方が検索結果に表示されることを意識しましょう。
バックリンクもねらってみる
おもしろい、インパクトがある、一目で有益な情報とわかる、そんなタイトルはブログだけではなくって、ニュースサイトからもリンクを頂けることがあります。
検索で上位表示されることも検索エンジン最適化ですけど、検索エンジンはヒトの目的への導線になってるだけです。検索結果からのリンク先もヒトへ最適化することが、検索エンジンに協力した本当の意味でのSEOと私は思っています。
また、太田さんのChrome Lifeブログ「本当は教えたくないSEO!アクセス数が20倍になったブログタイトル32文字の法則」は32文字の法則について詳しく説明がなされています。
どの記事も非常に良質な記事なので、是非ご確認頂ければと思う。
次回は、Google検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの「SEOの基礎 descriptionメタタグを設定しよう」について説明したと思う。
Google 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの詳細はこちら
- Google 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドについて
- SEOの基礎 適切なページタイトルを付けよう
- SEOの基礎 descriptionメタタグを設定しよう
- サイト構造の改善 URLの構造を改善しよう
- サイト構造の改善 ナビゲーションをわかりやすくしよう
- XML サイトマップファイル sitemap.xmlについて
- コンテンツの最適化 質の高いコンテンツを提供しよう
- コンテンツの最適化 適切なアンカーテキストを書こう
- コンテンツの最適化 画像の利用を最適化しよう
- コンテンツの最適化 見出しタグを適切に使おう
- クローラーへの対処 robots.txtを効果的に設定しよう
- クローラーへの対処 リンクにnofollow属性を活用しよう