Googleはパンダアップデートを更新したと、Google+でPierre Far氏が発表しました。
この投稿によれば、今週頭(9月4週目)に展開を開始したようです。徐々に展開するスローロールアウト形式をとっており、完全に展開を終了するのは来週(10月1週目)を予定しています。また、低品質なコンテンツを判別するためのシグナルを発見したため、それを適用することで良質なコンテンツを提供している大中小のウェブサイトがメリットを受けると説明しました。影響範囲は国によって異なりますが、3〜5%のクエリに影響があるようです。
今回のパンダアップデートは計27回目で、前回行われた2014年5月以来、4ヶ月ぶりです。
パンダアップデートの復習
簡単にパンダアップデートの復習をしておきましょう。パンダアップデートは、主にコンテンツの質に焦点をあてたアルゴリズムアップデートです。
たとえば、他サイトのコンテンツをコピーしたサイトよりも、何かを深く考察したコンテンツの方が価値が高く、同じクエリであれば後者の方を読みたいと思うはずです。このように低品質なコンテンツの評価を下げ、高品質なコンテンツの評価を高めて結果上位に表示しやすくします。
どんなコンテンツが高品質なコンテンツなのかという指針として、Googleはガイドラインを用意しています。その中から、コンテンツを作成する際に参考できるものを3つ抜粋します。
デザインとコンテンツに関するガイドライン
- 情報が豊富で便利なサイトを作成し、コンテンツをわかりやすく正確に記述します。
- ユーザーがあなたのサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードをサイトに含めるようにします。
品質に関するガイドライン – 基本方針
- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
同分野と比べ、独自性を持ったサイトは価値を持ち、読者を惹きつける魅力となります。例えば、Mashableはテック系ニュースサイトですが、その中でもソーシャルのワンストップショップという立ち位置を持っています。これはソーシャルメディアの動向を知りたい人にとって大きな魅力です。
一般、あるいは企業のサイト/ブログも同様の方針を取ることで、他サイトには無い魅力を持つことができます。そして、あるジャンルに特化することで、人/検索エンジンともにサイトへの評価を高まるため、方針を持つべきです。
パンダアップデートの存在も留意すべきですが、こうしたアップデートに左右されないサイト運用をすすめていきたいですね。