日本気象協会によると、台風18号は本日6日午前8時15分頃、静岡県に上陸したという情報が発表されました。今朝の通勤時には、レインコートや長靴を履いている人が多く見られ、足下が濡れる程の激しい雨が振っていました。
台風18号接近!
現在、台風18号は昼前にかけて関東甲信地方へ進路を進めており、1時間に90ミリ以上の猛烈な雨が振っています。80ミリを超える雨量は、息苦しさや圧迫感、恐怖感を感じたり、雨によって視界が白く見えるなどといった影響を与えます。また、土砂災害や浸水・増水の危険性もあるので、安全の確保を行なうことが重要です。
(weathernews より)
台風18号は、強い勢力を保ったまま東へ進む見込みです。関東では、昼頃には激しい雨も止むようですが、西から暴風が吹き荒れ、最大風速13メートル(最大瞬間風速25メートル)と、強めの風が吹く予想となっているため、帰宅時にも飛来物などに注意が必要です。
台風が発生すると、よく雨量や風速について天気予報で見られますが、実際どれくらいの雨や風なのか、気象庁で紹介されている「天気予報等で用いる用語」から、参考にすることができます。
雨の強さと振り方
今回の台風18号では、1時間の雨量が90ミリでしたので、上記のグラフを見ると、激しい雨量だったことがわかります。このように80ミリを超える雨量を観測した場合、大きな災害に繋がる可能性があるので、自宅や自分の周辺環境をよく観察し、どのような災害が起こりうるか1度確認することで、今後備えることができます。
風の強さと吹き方
風速では、40m/sを超えると樹木や電柱が倒れる恐れがあり、屋外での活動が非常に危険となっています。風の場合、やや強い風でもビル街など場所によっては、前が見られなかったり、歩行が困難になることもあるので、ある程度風速の数値を知っておくと良いでしょう。
この間にも、台風18号は早いスピードで北東の方へ進んでいます。12時頃、東京上空にあった台風18号は、1時間半ほどで千葉上空辺りへまで、進行しています。帰宅時では、雨の心配は無さそうですが、暴風を警戒することをおすすめします。
アプリで台風情報を確認!
台風レーダー:ソラダスが提供する無料台風アプリ(iPhone / Android)
アプリのインストールが完了すると、すぐに台風の進路図が表示されます。左上の台風マークをタップすると、現在発生している台風の詳細などを見ることができます。
雨雲の動きも図でチェックできるので、どこの地域で雨が降っているのかがわかります。
アメダスウィジェット(Android)
アメダスウィジェットでは、様々な天気図を確認することができます。
- 天気図
- レーダー(1時間後予測・3時間後予測・6時間後予測)
- 雷ナウキャスト
- 衛星画像
- 台風
- 天気予報(明日・各地・週間)
- アメダス降水量
- アメダス風向、風速
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- 黄砂
- 潮位観測情報
- 波浪観測情報
- 紫外線予測
- 警報、注意報
また、ウェジェットにも自分のよくみる天気図を表示させることができます。ウィジェットに表示させておけば、アプリを開かなくても見られるので、通勤通学時など急いでいるときにすぐみることができます。
防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け(Android)
お天気情報アプリではなく、防災速報アプリと、地震や豪雨のときなどにお知らせしてくれるアプリです。他にも熱中症や噴火警報、国民保護情報(ゲリラ、弾道ミサイル攻撃、大規模テロ)といった警報もあるので、災害や危険などにいち早く気づくことができ、早めの対処をとることができます。
最後に
今朝の豪雨から一変、すっかり晴れやかな天気になりました。今年は、3つの台風が上陸し、平年の上陸数2.7を上回る、雨の多い年となりました。毎年、日本へ台風は上陸してきますが、天気予報の知識やアプリの情報などを頼りに、事前に対策をとることで被害を少しでも抑えられるようにしたいですね。
(Photo: “Midget typhoon” in the western Pacific Ocean by NASA Goddard Space Flight Center)