今年9月、AppleよりiPhone6/iPhone6 Plusが発売され、大きくなった画面サイズに世界の人々が驚きを隠せませんでした!Android端末でも多くの機種の画面サイズが、大きくなってきており、ユーザーの求めるニーズが画面の大きさに変わってきているのではないかと考えます。
ユーザーが求めるスマートフォン
以前では、スマートフォンを購入する際に重視されていたのは「バッテリーの持ち」でした。充電がどれくらい持つのかが、購入を判断する最も重要な材料だったのです。
しかし、2014年10月20日〜23日にかけて、MMD研究所が調査した「2014年4月〜9月スマートフォン購入に関する定点調査」では、「スマートフォン購入時に重視した項目」で画面の大きさが44.7%と、最も高い結果となりました。バッテリーの持ちは40.2%となっており、以前として優先順位が高い材料であることには変わりませんが、ユーザーがスマートフォンに求める声が変化してきていることがわかります。
「2014年4月〜9月スマートフォン購入に関する定点調査」/MMD 研究所 より
他にも3位に操作性の良さ、4位に端末の大きさがランクインしており、端末の大きさに比例して、画面のサイズも大きくなるため、やはり大画面のスマートフォンはユーザーに需要が高いようです。
また、「所有しているiPhoneシリーズ」では、未だ人気が高いiPhone5sが40.8%と最も高いですが、調査期間が10月にも関わらず次にiPhone6の25.1%が、iPhone5sの半数まできており、発売したばかりでもiPhone6の人気の高さが伺えます。
「2014年4月〜9月スマートフォン購入に関する定点調査」/MMD 研究所 より
多様化するコンテンツ
スマートフォンの普及とともにアプリも大きな成長を遂げてきました。今や、ゲームや動画、ニュース、SNSなどスマートフォンで使うアプリは、多様化してきています。中でもゲームや動画、写真といったコンテンツは、近頃大きな成長をみせ、ユーザーは、大きな画面での操作や見やすさを求めたのではないでしょうか。
iPhone5・iPhone6・iPhone6 PlusでYouTubeのホーム画面を比較してみると、iPhone6/iPhone6 Plusでは、おすすめのチャンネルの画面まで見えていることがわかります。また他に、画面が少しでも大きくなるだけで、キーボードでの文字入力のしやすさを感じました。
人気のスマートフォン
では、巷では一体どのようなスマートフォンが人気なのでしょうか。やはり人気の機種は画面サイズが大きいのか…?!いくつかご紹介したいと思います!
iPhone6/iPhone6 Plus
- メーカー:Apple
- OS:iOS8
- 画素数:800万画素
- サイズ:iPhone6 4.7インチ(11.938cm) / iPhone6 Plus 5.5インチ(13.97cm)
- 質量:iPhone6 129g / iPhone6 Plus 172g
- 連続待受時間:iPhone6 250時間 / iPhone6 Plus 384時間
- 連続通話時間:iPhone6 14時間(840分) / iPhone6 Plus 24時間(1440分)
GALAXY S5 SC-04F
- メーカー:NTTドコモ
- OS:Android 4.4
- 画素数:1600万画素
- サイズ:約5.1インチ(12.954cm)
- 質量:147g
- 連続待受時間:約500時間
- 連続通話時間:約17時間(1020分)
Xperia™ Z3 Compact SO-02G
- メーカー:NTTドコモ
- OS:Android 4.4
- 画素数:2070万画素
- サイズ:約5.1インチ(12.954cm)
- 質量:129g
- 連続待受時間:約800時間
- 連続通話時間:約11時間(700分)
AQUOS SERIE SHL25
- メーカー:au
- OS:Android 4.4
- 画素数:1310万画素
- サイズ:約5.2インチ(13.208cm)
- 質量:141g
- 連続待受時間:約980時間
- 連続通話時間:約23時間(1390分)
Xperia™ Z3 SOL26
- メーカー:au
- OS:Android 4.4
- 画素数:2070万画素
- サイズ:約5.2インチ(13.208cm)
- 質量:152g
- 連続待受時間:約770時間
- 連続通話時間:約22時間(1370分)
ご紹介したAndroid端末では、5インチ(12.7cm)を超えたサイズのものが多く、人気があるようです。iPhone6が、4.7インチなので、それより少し大きいスマートフォンの需要が増えてきているということでしょうか。また、Androidは、iPhoneより画素数が大きいことがわかります。しかし、画素数が高くなればなるほどファイルサイズも大きくなるので、スマートフォンの容量もなくなってしまいます。
最後に
スマートフォンの画面が大きくなればなるほど、片手での操作は難しくなってきています。片手で手軽に操作できるというより、画面が大きく、両手で操作するスマートフォンにユーザーのニーズが変化してきていると感じます。iPhone6やiPhone6 Plusを実際に触ってみて、従来のスマートフォンより文字入力のしやすさや画面の見やすさを実感したので、慣れてしまえば多少画面が大きくても使いやすいと感じるようになっていくのではないかと考えます。