WebPlatform.orgは「ウェブ・テクノロジーに関する最新かつ正確な情報を得るのが困難な状況」を打開できるプラットフォームになるか?
Techcrunch Japanによれば、有力なブラウザ・ベンダーを始めとする多数のテクノロジー企業が、共同でWeb Platform Docsというプロジェクトを開始し、WebPlatform.orgというサイトをオープンしたことを発表したと報道。
参加企業にはMicrosoft、Google、Apple、Adobe、Facebook、HP、Nokia、Mozilla、Opera、W3Cなどそうそうたるメンバーが参加している。
Opera Softwareによれば、このプロジェクトはウェブ・プログラミングについて権威ある新しいオープンな標準づくりを目指すものだという。WebPlatform.orgはwiki方式のサイトで、デベロッパーが常に最新の正確なHTML5、CSS4その他関連する標準情報を得られるようにする。
参加企業のAdobeによれば新しいサイトはデベロッパーに対して「単一の権威ある情報源を提供することによってこの状況を変える」という。このサイトにはAPI仕様、ブラウザ互換性情報、コードのサンプル、ベスト・プラクティス、標準化の進捗状況に加えてウェブ・プログラミングのチュートリアルなどが掲載されている。
このサイトにはすでに参加企業、組織によってベースとなる情報が提供されているが、デベロッパーなら誰でも書き込みをして貢献することができる。W3Cがこのサイトの管理人を務めるが、参加メンバーはこのプロジェクトはコミュティーづくりだと協調。
「ブラウザやオーサリング・ツールのメーカー、プログラマー、デザイナーを始めとするウェブ・コミュティーのメンバーは膨大な実際的ノウハウを蓄積している。Web Platform Docsはわれわれウェブに情熱を燃やすものが知識を交換し、助け合えるようにする野心的なプロジェクトだ」とW3Cのディレクター、ティム・バーナーズ-リーはコメントした。
また、itmediaでは加えて下記のように報道。
WebPlatform.orgはドキュメント集、フォーラム、チュートリアル集などで構成されており、開発者同士がIRCでチャットすることも可能だ。wikiで構築されているので、参加者は情報を追加することで貢献できる。同サイトに投稿されたコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスで保護される。
Techcrunch Japan:
ITmedia:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1210/09/news030.html
WebPlatform.org:
Announcing Web Platform Docs: