Twitterは今年8月、Twitter Analyticsを一般利用者に向けて公開しました。
みなさんは、Twitter Analyticsを活用していますか? このツールを使うと、自分のTwitterのパフォーマンスが丸裸にできるので、改善を行う上では欠かすことができません。今回は、Twitter Analyticsをどのように見ていけばよいのかを解説します。
Twitter Analyticsは特別な登録が必要なく、Twitterアカウントさえあればすぐに利用することができます。場所がわかりにくいので、こちらからどうぞ。
Twitter Analytics
ツイート
ツイートの項目は「ツイート」と「ツイートと返信」の二項目に分かれており、「ツイート」にはリプライが含まれていませんが、「ツイートと返信」には送信したリプライのデータも含まれています。なお、デフォルト設定は「ツイート」になっています。
- インプレッションパフォーマンス
一番最初に見ることになるのは、28日間のインプレッションパフォーマンスです。
インプレッションパフォーマンスは、ツイートが見られた回数を知ることができます。リツイートが多かったり、トレンドキーワードが入ったツイートをすると、増加する傾向にあります。
- ツイート
インプレッションパフォーマンスの下にはツイートのデータが表示されます。
ここではツイートの内容の他にインプレッション、エンゲージメント、エンゲージメント率をひと目で見ることができます。
- インプレッション:ツイートが見られた回数
- エンゲージメント:リンクや画像のクリック、リツイートやお気に入りといった投稿に対するアクションの回数
- エンゲージメント率:エンゲージメント/インプレッションをパーセンテージにしたもの
ここに表示されているツイートをクリックすると、具体的にアクションを起こした部分等の詳細が分かります。
- ツイートの詳細
パフォーマンスが高いツイートには何らかの原因があります。その原因を突き止めるのに便利なものがツイートの詳細です。
ツイートの詳細で私が最も見ておくべきだと思っている項目はインプレッション概要です。この項目は時間経過によるインプッションの変化を見ることができます。
例えば上記ツイートだと投稿直後のタイミングにインプレッションが一気に増え、一時減少しますが、0時に頃再び伸びています。0時頃にインプレッションが増える原因として、最も妥当と考えられものはフォロワーが一番活発な時間だということです。ということは、この時間に投稿することでより多くのインプレッションを狙うことができます。
深夜に投稿する場合はBuffer等のサービスを使って予約投稿すると便利です。
エンゲージメント
ツイートのデータと同様に重要となるのがエンゲージメント。エンゲージメントは前述の通り、ツイートに対する反応のことです。グラフィカルに表示されるため、非常にわかりやすくなっています。
以下の5つの項目のパフォーマンスがわかります。
- エンゲージメント率
- リンクのクリック数
- リツイート
- お気に入り
- 返信:受け取ったリプライの数
エンゲージメント率は期間を通じて行ったツイートに対する平均なので、この数値を高くするためにPDCAを回すことで、パフォーマンスを高めます。具体的にはエンゲージメントが高くなる時間、コンテンツ、文言といったパターンを発見し、最適化していきます。
h4>フォロワー
ページ上部のナビゲーションにある「フォロワー」をクリックすると、ツイートからデータが自分のフォロワーについてに移ります。
ここでわかる項目は6つです。
- 特に高い興味分野:フォロワーひとりひとりが一番興味を持っている分野
- トップインタレスト:フォロワーが興味を持ってるカテゴリー
- 人気の国と州:フォロワーが住んでる国、他国のフォロワーが多い場合はスパムの可能性があります
- 人気の都市:フォロワーが住んでいる都市
- 性別:ツイートから判断されたフォロワーの性別
- あなたのフォロワーもフォローしている:フォロワーが共通してフォローしている人
それぞれのポイントから、パフォーマンスを改善する方法を見ていきます。
- 興味分野
興味分野に表示されている項目は、あなたの狙ったキーワードやバイヤーペルソナに沿ったものになっていますか? その割合が高ければ高いほどコンテンツの投稿は成功していると言えます。
興味に沿った投稿内容であれば、フォロワーが少なくても高いエンゲージメント率を得られますので、投稿を最適化する方に注力した方が建設的です。そこから認知が広がり、新たなフォロワーを獲得することに繋がります。
- 位置情報
特にローカルビジネスを営んでいる場合は、人気の都市項目は注視する必要があります。人口の多い都市のフォロワーのパーセントが高いのは不可抗力ですが、トップ3の中にターゲットとする都市が入っていることが理想です。
- フォロワーの共通フォロー
共通フォローが著名人の場合は参考にしづらいですが、企業である場合はコンテンツ傾向を分析し、自分たちのキーワードからズレが少ないものであれば、エンゲージメント高めたり、周囲のフォロワーにも受け入れられる可能性が高まります。
繰り返しになりますが、この項目はフォロワーの興味があるものと、自分たちのキーワードのすり合わせに活用することが重要です。思うようにパフォーマンスが上がらない…ということであれば、この項目を見て方向を修正しましょう。
CSV
ツイートページにある上部の「データをエクスポート」ボタンから、CSVファイルをダウンロードすることができます。
CSVファイルであるため条件付き書式を使ってパフォーマンスを視覚化しやすい、特定の項目で並べ替えを行うなど、便利な使い方ができます。一方、ツイート内容が日本語の場合は文字化けしてしまうので、日付やURLを参照して見分ける工夫も必要です。
まとめ
Twitterは日本国内に約2000万人のアクティブユーザーがおり、国内で最も活発なSNSのひとつです。
Twitterからトラフィックを獲得するためには単に投稿するだけでなく、ユーザー属性の見直しやコンテンツの最適化を測ることが必要になります。良い運営を行うために、Twitterの投稿を改善していきましょう!(私達も、です!)